デイトレ

デイトレのテクニック~初値を軸にしたIPO銘柄の戦い方

投稿日:

先輩
今週から12月のIPOラッシュがついに始まったな。
12月12日現在、3社が新規上場をしていて、なかなか派手な動きを見せている。

たかし
やはり一瞬で暴落したり、暴騰したりしてますね。初心者の自分には難しそうです。

先輩
今日はデイトレにおけるIPO銘柄の初日から2日目の戦い方について解説を行うが、やはり初心者にはハイリスクでおすすめするものではない。
もしIPOを触るなら、ある程度のリスクは許容したうえで参加するようにな。

たかし
いいところでエントリーできれば、大きな利益が出るIPOですが、どういったところを狙ってエントリーしていけばいいのでしょうか?

IPO銘柄の下調べ

先輩
IPO銘柄をデイトレで触る前には、必ずその銘柄の情報は最低限下調べしておくように。
IPO株の基礎知識ですでに話してきたことではあるが、何も予備知識が無いと不利になることもあるからだ。

たかし
特にベンチャーキャピタルの売り圧力、ロックアップ条項などは注意するんでしたね。

先輩
そうだな、あとはオファリングレシオ吸収金額時価総額公募と初値の乖離率などから、その銘柄の期待値をなんとなくでも把握しておくといいだろう。

たかし
期待値の低そうな銘柄であれば、大きな上昇も見込めませんからね。

IPO銘柄のデイトレは初値を見る

先輩
さて下調べがしっかりできたら、あとは寄るのを待とう。
IPO銘柄でデイトレで戦う場合は、あらゆるテクニカルが使えない。
つまり、ほとんどローソク足と出来高のみの需給読みの勝負となる。

たかし
そうですね、移動平均線もまだ出来上がってませんし、インジケーターなんかも使えませんからね。
となると、やはり難易度が高いトレードになりますよね。

先輩
いや実はその逆で、やることが限られてくるから、かえってシンプルな考え方になるんだ。
というかシンプルにやるしか方法がないと言うべきかな。

たかし
なるほど、そういうもんですか。

先輩
他の相場参加者もまったく同じ条件だからな。
ほとんどの人が注目しているポイントが一緒になるので、そういう意味ではわかりやすい動きにはなりやすい。

たかし
ほとんどの人が注目しているポイントとはなんでしょうか?

先輩
まず、当たり前ではあるが初値だな。
全員が初値を基準に、上か下かを見ている。
だから初値より上、とわかれば買えばいいし
初値より下、とわかれば買わなければいい。
基本となる考え方はたったそれだけだ。

たかし
初値がもっとも出来高ができているところですから、そうなりますよね。
そう聞くとたしかにシンプルですが、実際のチャートではあたふたしてしまいますね。

アルテリアの5分足チャートを分析する

先輩
値動きが激しいからあせってしまう気持ちはわかるが、それは戦い方さえわかってしまえば、すぐに慣れるもんだ。
では実際のチャートを使って検証していこう。
まずはアルテリアからだ。


たかし
アルテリアは東証一部銘柄で大型ですし、あまり注目はされていませんでしたね。

先輩
そうだな、実際に公募割れというひどい初値がついた。
だが大型や公募割れであっても、デイトレでチャンスがあればどんどん狙っていくといい。
このチャートなんかは非常に買いやすいチャートだったし、こういう動きは狙うべき動きとなる。

たかし
白い水平ラインは初値ラインですね。
初値ができて寄ったあとは、ローソク足3本ほど下がっていき、そこから切り返してきましたね。

先輩
うむ、まずは初値に水平ラインは必ず引いておくように。
初値から下落していき、5本目、6本目の陽線では初値ラインにはじかれて上ヒゲとなっている。
初値が強く意識されている証拠だな。
このようにして、IPO銘柄では必ず初値ラインへのアプローチをよーく確認すること。

たかし
なるほど、そして7本目で大陽線が出て、初値ラインを大きく超えていきましたね。

先輩
この大陽線でもう勝負は決まったと見ればいい。
レジスタンスラインだった初値が今度はサポートラインに転換するので、今度は丁寧に押しを拾っていけばいい。
ま、これだけだ。

たかし
たしかに、大陽線のあとの初値ラインまでの押しは、今度は全部下ヒゲになっていますね。
しっかり買われているってことですね。

先輩
考えてることはみんな一緒だからな。
ちなみに、7本目の大陽線の起点もサポートラインになるので、そこも見ておくように。
まあこのチャートの場合は、初値ラインと近い位置だったから、どちらを基準に考えてもいいだろうけど。

たかし
わかりました。利確はどのあたりを考えればいいのでしょうか?

先輩
利確の講義でも話したことだが、IPOこそどこまで伸びるかはによるところが大きい。
どこまで伸びるか見当がつかないので、各々の利確の判断によるとしか言えないところだな。
下調べした期待値や、ローソク足で判断するしかないな。

たかし
アルテリアは期待値は高くなさそうですから、余計に難しいですね。

先輩
そうだな、オレもあまり伸びるイメージが持てなかったんでだいぶ早売りになってしまった。
ま、勝てる確率が高いところでしっかり勝つ。これがデイトレでは大事だ。

たかし
そうですね。負けない事がもっとも重要ですねー

アルーの5分足チャートを分析する

先輩
さて次はアルーだが、この銘柄は小型で需給面も良さそうだったけど、初値がけっこう安くついたな。
公募の1.5倍ぐらい。こういうあまり人気の無いものは注意した方がいい。
IPO銘柄は人気化すればするほど、爆上げしていく傾向が強いが、人気化しないものは上がりにくい

たかし
地合いが悪いのも影響しているんでしょうか。
先輩
さっきのアルテリアと同じように、初値ラインへのアプローチを見ていこう。

たかし
寄ってからは勢いよく上がっていきましたが、すぐに下がってきてしまい、初値ラインを大きく割ってしまいましたね。

先輩
そうだな、1回初値ラインに対して下ヒゲをつけて反発したように見えるが、上値が重い感じだ。
もっと強い反発を見せない場合は、まず買わない方がいい。
初値ラインが割れる時は、一気に下落する動きになりやすいので、ここは絶対にあせって買ってはいけない。

たかし
みんなが一斉に損切りするタイミングですから、当然かもしれませんね。

先輩
こういう動きになれば、一切エントリーはしないこと。
次エントリーするならば、大きいな反発を見せてからすること。
ということで、2日目の5分足チャートを見てみよう。

たかし
ギャップアップしてスタートしましたが、なんだか難しい動きになりましたね。

先輩
初日に下げたIPO銘柄は、2日目はよく見ておいた方がいい。
また初値付近まで大きく上昇することも珍しくないからだ。
2日目は大きくギャップアップし、出来高もできてスタートしたので、またこの始値ラインを基準に考える。

たかし
前場は結局始値を大きく割って、始値がレジスタンスラインになっちゃってますね。

先輩
これでは買えない。
この始値ラインを大きく超えていく足が出るまでは待機だ。

たかし
後場寄りで大きくギャップアップして、始値ラインを超えてきましたね。

先輩
そうだな、この足を見て次の窓埋めに向かう押しを拾えていればベストだろう。

たかし
でも、初値には全然届かない上昇でしたね。

先輩
そうだなーここで大きく上昇しれば良かったんだが、1875円あたりで止まってしまった。
この辺りではもうエリオット波動の終着点にいることをイメージできてなきゃいけない。

たかし
白い波動が推進波の1~5波で、オレンジの波動が調整波のa、b、cですね。

先輩
5波目が弱かった場合は、かなり上値が重い、つまり売り圧力が強いと考えるといい。
売り圧力が強い、ということはその後のa波かc波で強い下落が来そうだな、とイメージすることができる。
エリオット波動の形がしっかり現れていれば、IPO銘柄であっても売り買い両方で戦うことも可能だ。

たかし
お、c波をしっかり取ってますね!

先輩
エントリーが遅いと思う人もいるかもしれないが、慎重に慎重を重ねるとこの辺りになると思う。
あまり天底を狙おうとしないことだな。

たかし
頭としっぽはくれてやれ、ですね。

ピアラの5分足チャートを分析する

先輩
前評判は高いピアラだったが、これも微妙な初値になってしまったな。
公募の1.97倍か。
悪くはないけど、良くもないってとこなんだよな。

たかし
ピアラはロックアップのないベンチャーキャピタルの売り圧力がけっこうありますよね。

先輩
そうそう、中途半端な初値と、潜在的なVCの売りを考えれば、これもやはり慎重にチャートを見ていく必要がある。
また5分足チャートで、初値ラインへのアプローチを見てみよう。

たかし
4本目の大陽線で上かな、と思いきや7本目に陰線で崩されてしまいましたね。

先輩
5本目、6本目の陰線では初値ラインに対して下ヒゲをつけているので、一見するとしっかり反発しているようにも見えてしまう。
でも、結局そこでバシバシ大口が売ってたんだろうな、なかなか嫌らしい動きだw

たかし
やはり初値ライン近辺の攻防は危険ですね。
初日はエントリーポイントは一切なし、と。

先輩
うむ、もっと明確に上昇を見せなきゃ買わない、これを守るだけでも大事故は防げるだろう。
ちなみに初値ライン割れの陰線では、実際には連売りになっている。
IPO銘柄では逃げ場が全然ないような下落も起こりやすいので、注意したいところだな。

たかし
そうですね。
ピアラは2日目は一転してストップ高をつけていますね。

先輩
このあたりがIPO銘柄の魅力だろうな。

たかし
これもまた、始値にラインを引いて、そこに対する押しを拾う感じですかね?

先輩
そう、それだけ。
というかそれぐらいしかできない
この動きだと波動もまだ形成されていないしな。
まあ25MA(移動平均線)がもしかしたら機能した結果なのかもしれないけど、狙うべき位置は同じだな。

たかし
それだけ聞くと簡単そうに聞こえてしまいますねー。

先輩
簡単に考えるしか考えようがないからな。
アルーみたいに波動が出来上がってくれば、いろいろ考えなきゃいけないが、それまでは基本的にはローソク足と出来高だけで考える。
出来高を伴った大きく動いたローソク足にラインを引き、そこへのアプローチを見る。
トレードの最も基礎的な部分だけで戦う、ということになるわけだ。

たかし
わかりました。これからのIPO銘柄もその辺りをしっかり見ていきたいと思います。

初値を軸にしたIPO銘柄の戦い方まとめ

先輩
派手に動くIPO銘柄だが、我々個人トレーダーが出来上がっていないチャートに対してできる事は限られている。
まずは初値ラインを引き、そこに対する反応をしっかり見る事。
その後は主要なローソク足を基準に、また反応を見ていく事。
一瞬の値動きに翻弄されやすいところだが、冷静にチャートで判断していくことをおすすめする。

たかし
ハイリスクだからこそ、取れるところだけを狙って取りましょう!

-デイトレ

Copyright© 先輩トレーダーから学ぶ株の勝ち方 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.