デイトレ

株デイトレのコツ~ブレイクアウト手法の落とし穴

投稿日:

先輩
デイトレでペナントフラッグといったチャートパターンや、レンジのブレイクを狙ったエントリーの手法というのは一般的なやり方である。

たかし
チャートパターン(後編)の講義ではペナントやフラッグのエントリーのやり方を学びましたね。

先輩
その際に、5分足チャートなどの短い時間軸ばかりに注目していると、思わぬ負け方をしてしまう、という話を今回はしていこうと思う。

たかし
デイトレの注目すべきポイントの講義では、デイトレは特に日足をベースに考える事、と習いましたね。

ペナントやフラッグのおさらい

先輩
まずペナントやフラッグの復習を簡単にやっておこうか。
ペナントやフラッグのチャートパターンは、トレンドの合間に出てくる調整のチャートパターンだ。

たかし
直前の大きな値動きに対する調整で、このあとトレンドが再び続くことが考えられるんでしたね。
先輩
フラッグもペナントと同じ原理だ。
そして、エリオット波動的に考えるなら、フラッグやペナントは第4波に現れることが多く、その際は第3波に対する調整を示していることになる。

たかし
エリオット波動の各波の講義で習いましたね。
こういった形でのペナントやフラッグのブレイクエントリーは、第5波を狙ったエントリーということになるわけですね。

先輩
うむ、そしてペナントやフラッグは長い時間形成されれば、それだけブレイクした後の値動きも大きなものになる。

たかし
ペナントやフラッグの中で溜まっていたポジションの損切り決済が、一気に入るからでしたね。

ペナントやフラッグの弱いブレイク

先輩
よし、ペナントやフラッグの復習が済んだところで、このチャートを見てほしい。
先輩
ソースネクストの5分足チャートだ。
前日1日分と、次の日の寄り付きからローソク足4本分までを表示している。
前日は寄り付きから80円ほど大きく上昇し、その後は10時頃からずっとペナントを形成。
翌日の寄り付きはギャップアップし、強い陽線だ。

たかし
かなり期待できそうな形ですよね。
寄り付きで買ってもいいですし、寄り付きを狙う講義でも習った通り、窓埋めラインまで押してますからここで買ってもいいかと。
先輩
そうだよな。
こういった波動のイメージを描き、押し目買いをしていくのがセオリーだな。
しかも、このペナントはかなり長い時時間形成されてきたペナントだし、ペナントの下限のサポートもけっこう強いだろう、という予測もたてられる。

たかし
ペナントの前の波が80円ほど上昇していますから、やはり80円ほどの上昇を期待したいですよね。
上のチャートで言うと1320円とかでしょうか。
先輩
ところがこの後こんな風に、どんどん下がっていく形になってしまったんだ。
たしかに窓埋めラインではそれなりに反発があったが、さっきみたいに大きな上昇をイメージしていたら、負けてしまう確率も高い形だよな。

たかし
そうですね、さっきの1230円の長い下ヒゲは割ってこないだろうって思いこんじゃいますねこれ。

先輩
そうそう、それで損切りのイメージが甘いとなかなかすんなり損切りしにくいところでもあるんだよな。
ペナントの下限ラインは割らないだろう、なんて思ったりしてな。

たかし
実際ペナントの下限ラインでもそれなりに反応してるから厄介ですね…

先輩
そうやってズルズルと含み損を拡大させかねない場面なんだよな。
ペナントの下限ラインで切ったとしても、けっこう痛い損切りになるし。

たかし
なぜこんな値動きになったんでしょうか?

デイトレでの日足チャートの節目の確認

先輩
うむ、それは日足チャートを見てみてればわかるだろう。
先輩
一番右側の陽線と陰線が、さっきの5分足チャートの2日間になる。
まず押し安値ライン、これを割ったところから上昇トレンドは終わっていることは絶対に抑えておかなきゃいけないところだ。

たかし
そうですね、ダウ理論上ではそもそも買うべきところではないですね。

先輩
次に戻り高値ライン、ここが見えているかどうかで勝敗が分かれてくるだろう。

たかし
ペナントをいい感じでブレイクしたけど、戻り高値ラインが意識されて価格が伸びなかったわけですね。

先輩
そう、それにこの1300円付近は直近で4回ほど跳ね返されている価格帯になるし、25MAもレジスタンスの機能をしているように見えるな。
つまり、節目の要素がいくつも重なっているところなんだ。

たかし
なるほど、水平ラインの講義を思い出せば、ここで反発されるのはむしろ当然の動きなんですね。

先輩
ただ、こういうところで上にブレイクすることを期待したい気持ちはよくわかる。
なぜなら、短期的にはかなり強い上昇が続いていたし、この勢いなら上に行くかも、と思いがちだ。
しかし、ここは「短期的な買い勢力VS中期的な売り勢力」
そういった戦いが起きているところなんだ。
つまりは難しい場所なのさ。

たかし
難しいところは手を出すな、でしたね。

デイトレでの銘柄情報の確認

先輩
デイトレで見落としがちな部分としては、銘柄情報も挙げられるだろう。
各銘柄の直近のニュースや、信用取引情報などは必ず確認するように。

たかし
信用取引情報というのは、何を確認すればいいんですか?
先輩
さっきのソースネクストは、実は売り禁日々公表の規制が入ったばかりだったんだよ。

たかし
売り禁になると株価は下がりやすいのですか?

先輩
基本的にはな。
空売りによる燃料が無くなる、ということで大口からすれば仕掛けがしづらくなるからな。
ただ、もっとも影響が出るのが出来高なんだ。
先輩
さきほどのチャートをもう1回見てみればわかると思うが、売り禁の規制が入ってからは出来高が激減している。

たかし
強めの陽線が出た、と思っていても、出来高の講義で習ったように、「出来高を伴わない上昇」だったわけですね。

先輩
そういうことだ。
日々公表ぐらいではそれほど影響は大きくないが、増し担保や売り禁は、出来高や需給に大きく影響を与えるので、チャートを見る時は必ずセットで確認しておいた方がいいだろう。

たかし
これは常に習慣づけておきたいですね。

デイトレのブレイクアウト手法の落とし穴まとめ

先輩
どんなに分足チャートが熱い形でも、飛びつく前に最低限確認しておくべきことがある。
ほんの少しの確認を行うだけで、思わぬ損失を免れることができるようになるだろう。

たかし
エントリーポイントだけに注目するのではなく、事前に確認すべきことも含めてルール化していきましょう!

-デイトレ

Copyright© 先輩トレーダーから学ぶ株の勝ち方 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.