先輩
今週は様々なニュースや指標があり、その度に相場が忙しく上下に動き、週足としてもやや長めの上下のヒゲをつけるような形となった。
たかし
相変わらず方向性が読みづらい動きが続いていますね。
来週もこのような動きが続いていくのでしょうか。
来週もこのような動きが続いていくのでしょうか。
指標と米中報道による揺さぶり相場
先輩
いやーなかなか難しい相場が続いているね。
まあ11月からずっとレンジ相場が続いているだけ、と言われればそれまでなんだけどな。
まあ11月からずっとレンジ相場が続いているだけ、と言われればそれまでなんだけどな。
たかし
これまでトレンド相場が続いていたので、目線を切り替えるのはたしかに難しいですね。
先輩
今週は特に多くのニュースや指標で上下に動いたので、短期目線であればあるほど目線がブレやすい週だったんじゃないかな?
たかし
今週の月曜日は強くて、高値更新するのかと思いましたけどねー。
先輩
中国のPMIが良い数値でこれが好感されたということみたいだが、まあ中国の指標がそれほど注目されているとも思えないけどね。
財新の11月中国製造業PMIは3年ぶり高水準、予想外の上昇
たかし
日中は強かったものの、夜間から雰囲気が変わってしまいましたね。
先輩
トランプ大統領の香港人権法案への署名に対する中国の報復発表や、アメリカのブラジルやアルゼンチンの鉄鋼への関税復活も報道されたね。
中国、米香港人権法で対抗措置 軍艦の寄港拒否やNGO制裁
たかし
でも、このあたりの報道では大して相場は動きませんでしたよね。
先輩
アメリカ市場が開いてから大きく下落をしたね。
そしてISM製造業指数の発表でさらに追い打ちをかけるような形になった。
そしてISM製造業指数の発表でさらに追い打ちをかけるような形になった。
米ISM製造業景気指数、11月は4カ月連続で節目割れ
たかし
ISMで相場が動くことはけっこう多いですね。
先輩
このような流れで水曜日まで下落の流れが続いていったわけだが、水曜日の夜間からは一転してリバウンドの流れへと変わっていった。
そのきっかけになったのがこの男の発言だ。
そのきっかけになったのがこの男の発言だ。
米中が第1段階の貿易合意に近づく、緊張高まる中でも

たかし
トランプ大統領の発言というよりかはブルームバーグの書き方の問題ですかね。
もはや何も信じられないのですが。
もはや何も信じられないのですが。
先輩
真偽はわからないが、相場はこのまま週末まで上昇が続いている状態だ。
ADP雇用統計なんかは悪い数値だったものの、相場にはほとんど影響を与えなかった。
ADP雇用統計なんかは悪い数値だったものの、相場にはほとんど影響を与えなかった。
たかし
逆に日本の経済政策や金曜日の雇用統計などの好材料にはしっかり反応を示していましたね。
政府、復旧加速26兆円経済対策
米雇用統計、11月26.6万人増 予想上回る 失業率3.5%に改善
先輩
上昇トレンド時はいいニュースのみに反応し、下降トレンドの時は悪いニュースのみに反応する。
まあ雇用統計はADPが悪かっただけに、それなりにサプライズ感はあったけどね。
まあ雇用統計はADPが悪かっただけに、それなりにサプライズ感はあったけどね。
たかし
では週明けはまた高値更新の流れとなりますかね?
レンジ継続か否か 為替相場にも注目
先輩
週末にかけて上昇を見せていたので、ここから高値更新という流れは十分可能性があるとは思うが、日経平均の週足チャートは先週に続き今週も方向性がはっきりしない形となっている。

たかし
11月からの動きは天井をすでにつけた状態なのか、もう一段の上昇があるのか、まだわからないところですね。
先輩
N字のスイングが出来上がった可能性の高い場所でこのような動きが続いているので、当然先週の分析でも話したダブルトップの形もイメージしなきゃいけないし、さらに上昇するイメージもしなきゃいけない。
あとはレンジの動きがしばらく続いていくイメージも当然しておこう。
あとはレンジの動きがしばらく続いていくイメージも当然しておこう。

たかし
NYダウがまだ上値余地がある、ということでしたので、やや上昇になる確率の方が高そうでしょうか?
先輩
んー、ところが気になるのが為替相場の動きなんだよな。
週末の雇用統計を受けて、株と為替はまったく連動しない動きを見せている。
週末の雇用統計を受けて、株と為替はまったく連動しない動きを見せている。

たかし
今週の週足チャートは包み足の陰線ですか。
こちらもN字のスイングがある程度できた位置なので、たしかに怖いですね。
こちらもN字のスイングがある程度できた位置なので、たしかに怖いですね。
先輩
雇用統計発表後は上昇していたものの、しばらくすると全戻しするような動きになっているからね、週明けのドル円相場はよく見ておきたいところだろう。
たかし
来週はメジャーSQの週でもありますし、ますます難しくなりそうですね。
先輩
かなり激しく動くことも想定しておきたいね。
おまけに米中の12月15日からの関税がどうなるのか、何らかの報道は絶対に出てくるだろうし、非常に様子を見たい週となりそうだ。
おまけに米中の12月15日からの関税がどうなるのか、何らかの報道は絶対に出てくるだろうし、非常に様子を見たい週となりそうだ。
たかし
FOMCやイギリスの選挙などもありますし、来週は間違いなく慌ただしくなるでしょうね。
NYダウは高値更新ができるかどうかに注目
先輩
NYダウも今週はやや激しい動きとなったな。
週足チャートでは長い下ヒゲになり、V字の形となった。
週足チャートでは長い下ヒゲになり、V字の形となった。
たかし
日経平均と比べると強い印象はありますね。

先輩
だが、大きい調整がきてもおかしくない位置という見方は変わらず、今週の動きが下落の初動だとするならば、ヘッドアンドショルダーのようなチャートパターンを作って下落する、というイメージは持っている。
たかし
週末は強い上昇を見せていましたので、週明けもこの勢いが続くのかどうかが大事ですね。
先輩
窓を空けて12月3日に底をつけて、そしてまた窓を空けて上昇をした。
アイランドリバーサルの形が形成されて週末の上昇につながったわけだな。
ここまでは納得の形なわけだが、この勢いが続いて高値更新となるのかどうか注目しておこう。
アイランドリバーサルの形が形成されて週末の上昇につながったわけだな。
ここまでは納得の形なわけだが、この勢いが続いて高値更新となるのかどうか注目しておこう。
たかし
ここのところは高値を更新しても小幅、という動きが続いていますので、仮に更新をしても強いとも言い切れない感じですね。
今週の相場分析まとめ
先輩
いよいよメジャーSQや12月15日の期日がせまってきた。
ここへきて様々なニュースで相場が反応するようになってきている。
今週の動きがボラティリティの高い相場へと移行する入り口となるのかどうか、来週は要注意の週となるだろう。
ここへきて様々なニュースで相場が反応するようになってきている。
今週の動きがボラティリティの高い相場へと移行する入り口となるのかどうか、来週は要注意の週となるだろう。
たかし
今週もお疲れ様でした。