テクニカル分析

テクニカル分析の基礎① ダウ理論の使い方

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先輩
よし、今日もしっかり利益出たな。ただ、トレンドに乗っかるだけの相場だから簡単だわな。

たかし
先輩、今日も調子良さそうですね!
ところで、トレンドってどう判定していくのが正しいんですか?

先輩
ああ、今日はまさにその講義をしようと思っていたんだ。よし、今日はこの辺で手じまいしておくかなと。

先輩
さて、いよいよ本題に入っていくぞ!
本題の1発目にして、1番大事な事を話すからな、よくよく聞くように!

たかし
はい!(今日はなんだか気合いが入ってるな。しっかりメモを取らなきゃ!)

先輩
オレがテクニカルで最も大事だと考え、また最初に学ぶべきものだと考えている
ダウ理論だ。

たかし
ダウ理論ですか、たしかにテクニカルの本で最初の頃勉強しましたね。

先輩
どの教科書、教材にも出てくる有名な考え方だからな、当然だな。
オレも最初はダウ理論をすぐに本で学んだもんだ。
しかし、ダウ理論の最も重要な部分をきっちり理解してないまま2年を過ごしてしまったんだ。
今思えば、この2年がなければもっと早く勝てるようになっていたかもしれないな。

たかし
ダウ理論の重要な部分??

先輩
その最も重要な部分に触れる前に、まずは全く知らない人にもわかるよう、ざっと説明していくぞ。
「ダウ理論ぐらい理解してるわ」って人も、もう1度復習してみるといいだろう。

ダウ理論とは?

先輩
詳しい話、細かい話は他サイトでもいろいろ見つかると思うので、ざっくりと重要な部分だけ触れていきたいと思う。
まずはそのチャートを見て、見たまんま波形を直線的に書いてみろ。
ジグザグと

たかし
んーこんな感じでしょうか?
先輩
そうだな。波形を書く時はチャートがきれいであれば簡単に書けるし、汚ければ書きづらい。
それでも、とにかくチャートを見たらまずは思うままに線を書くことだ。
慣れれば書かずとも頭の中で一瞬で変換できるようになるが、それまではたくさん書くようにするんだぞ。

たかし
わかりました!

先輩
正しい波の引き方はチャートの波の引き方で詳しく説明しているので、1度よく学習してみるといいだろう。

先輩
さて、ダウ理論とは、トレンドを判定するためのものなんだ。


先輩
アップトレンドの時は高値安値を切り上げる
先輩
ダウントレンドの時は高値安値を切り下げる


先輩
高値を「山」底値を「谷」という表現をする。

先輩
まあ、どの教材でもこんな風に教えてるかと思う。

たかし
はい、たしかにこう習いましたね。むしろこれしか知らないですけど…

先輩
そう、「いやこんなの当たり前だろが!!」
ってほとんどの人がそう思って流し読みしちゃうんだよ。
オレもそうだったけどさ。この次が重要な部分なんだ。

押し安値、戻り高値を抜けるまではトレンドが継続する

先輩
これだよ!これがめちゃくちゃ重要なんだ!

たかし
押し安値?戻り高値?

先輩
いいか、よーく聞けよ?
押し安値は、直近の最高値を作った手前の押し目

先輩
戻り高値は、直近の最安値を作った手前の戻り値

たかし
この押し安値、戻り高値がなぜそんなに重要なんでしょうか?

先輩
それは、これによってトレンドが継続してるのかどうか判断できるからだ。

たかし
そんな重要なものだったとは、完全に見逃してたかも。

先輩
押し安値を割らない間はずっと上昇トレンド
戻り高値を超えない間はずっと下降トレンド
これを理解していれば、確実にトレンドに沿った方向でエントリーができるようになるんだ。

たかし
これは…すごく価値のある話を今きっと聞いてるんだろうな…

先輩
今このチャートはアップトレンドなのか、ダウントレンドなのか、レンジなのか
常にチャートを見るときは真っ先にそれを確認するんだ。
相場環境というのは基本的にはこの3つしかないからな。
トレンドレスという定義を唱える人もいるが、ここでは省くことにする。
トレンドレスというのは汚い形のレンジのようなもんだから、ここではレンジと考えることにしておく。
そして、レンジ相場であれば、長い時間軸ではどっちのトレンドにいるのかチェックするんだ。

たかし
えーと、まずはジグザグとチャートの波形認識をして、押し安値や戻り高値に注目しながらトレンド判定をしていく…と


先輩
トレンドは継続していく
という特徴があるから、上図のようなレンジはもみあった後、これまでのトレンド方向に行く、とまず考えるんだ。
もしこのレンジを下抜けしたとしても、まだ押し安値を割ってはいないから、押し安値を割るまではまだ上昇の波は続いていく可能性があるな、などと考えるわけだ。

たかし
ふむふむ、押し安値を割るまでは買いの方向で考えればいいわけですね

先輩
そういうことだ。このように、ダウ理論をしっかり学んでいると、現在のトレンドの方向性に沿ったトレードが可能になるんだ。
トレンドには逆らってはいけないのさ。

たかし
トレンドはフレンドって格言がありましたね。

先輩
ああ、どんな名著でもトレンドに沿ったトレードが重要であることが書かれている。
じゃあ具体的にどうすんの?
と思った時にダウ理論がおおいに役立つんだ。

たかし
ダウ理論、帰ったらちゃんともう一回復習しよう。

トレンド発生の定義とは

先輩
アップトレンドやダウントレンドの開始位置と、上目線か下目線か、という目線の切り替えポイントは違う。
ここは混同しやすいポイントだから、切り分けてよく理解するように。

たかし
押し安値を割ったところは、どちらになるんでしょうか?
先輩
一番左はアップトレンドだったとしよう。
上の図では、まずAが押し安値になっていて、Bで押し安値が割れている。
ここがアップトレンドの終了のポイントになり、また目線の切り替えポイントとなる。
つまりここから下目線、ということになる。
ただし、トレンドの定義からすれば、ここはアップトレンドでもダウントレンドでもないポイントである。

たかし
下目線だけど、ダウントレンドではまだない、ということですか。
ダウントレンドになるのはどこからになるのでしょうか?

先輩
Bで下目線になったあと、Cで新安値をつける。
その後Dでその新安値をさらに更新する。
このDからが、ダウントレンド開始のポイントだとダウ理論では定義されているんだ。

たかし
なるほど、目線の切り替えと、トレンドの転換ではタイムラグがある感じなんですね。

先輩
そうなんだよ。目線が上目線に切り替わったからすぐに買いか、と言われればそうじゃない。
しかし、明確なアップトレンドの発生を待ってからでは遅すぎる、なんてこともあるな。
ダウ理論だけで相場を戦うのは難しいところがあるが、しかしダウ理論を理解していないとどうにもならない

たかし
よく理解できました。早く目線とトレンド判定が一瞬でできるように頑張ります!

先輩
今はすぐに判定できなくても、毎日やってればすぐできるようになっていくさ。
このトレンド判定をすべての時間軸で行い、なるべくトレンドに逆らわないようなエントリーをこころがけるのが重要だ。

少し練習してみよう

先輩
慣れれば一瞬でトレンド判定はできるようになるんだが、まずは訓練が必要だ。


先輩
それぞれ赤丸の①~⑥の地点での目線の判定をしてみてくれ。
①~⑥はそれぞれ上目線なのか、下目線なのか、どちらになるだろうか?

たかし
えーと、Aが押し安値で、Aを割るまでは上目線だから、①と②は上目線
③はAを割っているから下目線ですね。

先輩
正解だ。そんな感じでたくさん練習してみるといいだろう。
では全問解説していこう。
まずAを割るまでは上目線ということになるので、①②ともに上目線
②のあとにAを割り目線が下に変わる。
この時、戻り高値がBになり、今度はBを上抜くまで下目線になる。
なので③④は下目線
Bを抜いたところで目線が上に切り替わり、今度は押し安値がCへ ⑤は上目線だな。
⑥では押し安値Cが割られているので下目線に切り替わっているということになる。

たかし
まだ判定に少し時間がかかりますが、慣れればすぐ判定できそうですね!

先輩
ちなみにトレンド判定はどうなっているのか、というと
押し安値Aを割ったところでアップトレンドが終了し、その後はどっちのトレンドも発生していない状態が続いている。

判定が難しい場合

先輩
さっき、チャートが汚ければ線を書きづらい
と話したけど、例えば押し安値をヒゲで割ってるが実体では割っていない、というパターンはどう考えればいいと思う?

たかし
んー実体で割ってないならまだトレンド継続、でしょうか?

先輩
この場合、正解を1つと考えるのではなく、ありのままに考えておいた方がいいだろう。

たかし
え、どうすれば…?

先輩
もちろんダウ理論の原則から言えば、意識されている押し安値を1ティックでも下回れば、そこでトレンドは終了する。
だから目線は下に切り替わったと考えるのは正解だ。
ただ、その押し安値が意識されて反発したのでまたアップトレンドが継続していく、という可能性も高い動きなんだ。

たかし
なるほど、判断に困るチャートっていっぱいありますもんね…

先輩
きれいなチャートばかりではないし、予想外な値動きをすることの方が普通と思っておいた方がいい。
だからこそ、きれいなチャートをしっかり狙う
わかりやすいところだけ入る
取れるところだけをきっちり取る

勝ち組になるための大事な思考だな。

たかし
ハンターのようになるべし、と

テクニカル分析の基礎 ダウ理論の使い方まとめ

先輩
今回はテクニカルでもっとも大事なダウ理論について、重要な部分のみを説明してきた。
初心者の負ける理由として、トレンドに逆行したポジションを取る
というのが圧倒的に多いとオレは思っている。

たかし
はい、おっしゃる通りです。

先輩
どうしても初心者のうちは逆張りをしたがってしまう傾向が強いんだよな。
「ここまで下がったからそろそろ反発するだろう」とか
「ここらへんが底に違いない」とか
根拠のない値ごろ感だけのエントリーを行って、大きく資産を吹き飛ばしてしまう、ということが多いんだよ。

たかし
いやー耳が痛いとはまさにこの事

先輩
そういうトレードはリスクが大きいばかりでなく、根拠が薄いので再現性がない。
つまり、トレードが上達しないんだよ。
繰り返せば繰り返すほど悪い癖がついていくからな、いかに早い段階で正しい知識を得るか、これが肝になってくるんだ。
このダウ理論をしっかり理解していれば、トレンドに逆行したエントリーをグッと減らすことができるはずだ。

たかし
押し安値、戻り高値、注目してチャートを見るようにします!

先輩
オレはダウ理論を重要視している。
今後もダウ理論の考えをベースにした講義をしていくつもりだ。
だから、このダウ理論をしっかり理解した上で他の講義も受けてもらわないと困るからな!

たかし
はい!しっかり復習しておきます!

先輩
【トレンドはフレンド フレンドはダウ理論で探すべし】

テクニカル分析の基礎② 水平ライン を読む

雑談コーナー

先輩
ダウ理論の提唱者、チャールズダウは新聞記者だったんだよな。
なんでトレーダーとか証券会社の人間じゃない人たちがこういうの提唱するんだろうな。

たかし
たしかに、でもトレーダーはわかりますけど、証券会社の人もけっこういいかげんですよね。

先輩
あーそれは言えるな。
オレの親がいまだに対面の証券会社、つまり電話で売買してるんだけどさ
そんな銘柄すすめてくんの!?って話を聞いててよく思うぜw
あいつらも素人と何ら変わりないよなー。

たかし
まあ人によるんでしょうけどね。
しかし、電話で注文する人達ってまだまだいるんですねー。

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