テクニカル分析

テクニカル分析の基礎③ エリオット波動

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先輩
あーあ、5波待ってても全然こねーじゃんこれ。
いあ、そもそもこれは3波逃しちまった時点でもう終わってんだよな。こっちは4波がずいぶん深いなー

たかし
先輩、なんだかまた難解な独り言を

先輩
ああ、今回はエリオット波動の講義だからな。
いい波形のチャートがないかと思ってな。

たかし
おっ、今回もテクニカル講義ですね!

先輩
第1回目のダウ理論 第2回目の水平ライン
この2つがもっとも重要であると話してきた。
他のテクニカルはあんまり教える順番にこだわらなくていいかなあ
と思っていたが、あえて次に大事なのを選ぶとしたらなんだろう
と思った時にこのエリオット波動に行きついたんだ。

たかし
エリオット波動、なんとなく学習はしましたけど、どの教材もそんな序盤に書かれてはなかったですね。

先輩
まあ、と言ってもエリオット波動自体は実はあまり重要ではない。
今回伝えたいのは、相場には常に波がある、という当たり前の事なんだ。
初心者の時はどうしても相場を点で考えがちだ。
なので、使える使えないは別にして、1度はこのエリオット波動について学習してみる価値はあるだろう。

たかし
たしかに、頭では価格は上げ下げを繰り返しながら動く、ってわかってるんですけど、実際はちょっとした調整の下げであせっちゃたりします。

エリオット波動とは

先輩
では、まずはざっくりとエリオット波動の説明からしていこう。


先輩
エリオット波動は、5波からなる推進波で上昇トレンドを作り、その後3波からなる調整波で下落トレンドを作り、この合計8波をもって1つのサイクルが終了する、という考え方だ。
そしてこのサイクルは各時間軸で繰り返される。こうして相場は作られていくものである、という考え方だ。

たかし
そうでした。ちゃんと学習してなかったからやっぱり忘れちゃってるなー

先輩
まあ実際になんでもいいのでリアルのチャートを見てみろ。
一体どこが1波目なのか
どこまでが3波目なのか
どこでサイクルが終わってるのか
などに注目して見てみるんだ。

たかし
んんん?正直はっきりとわかりませんね…

先輩
そうなんだよ。
まあ無理やり当てはめていって、んーなんとかエリオット波動になってるかな
ってぐらいなもんさ。
出来上がったチャートでこれだからな、リアルタイムの動いてるチャートの中で
「今は第4波の下げだから、第5波の天井狙って売り抜けよう」
とか考えても、まあ難しいもんさ。
第5波なんてねーじゃん!!
みたいな結果になることも多々あるんだ。

たかし
ええ、全然参考にならないんじゃ…?

先輩
まあそう焦るな。
とりあえず、上の図の基本形の流れだけ覚えて、実際の相場ではどうなってるのか、色々検証してみることだ。
波のリズムをつかむにはいい練習となるかと思うぞ。

エリオット波動では第3波を狙え

先輩
エリオット波動は重要ではないと言ったが、1つだけ使えると思っているものが第3波だ。

たかし
おっ、ようやく使える話だ!

先輩
ここからはオレの普段やってる手法を具体的に紹介していくぞ。

たかし
ものすごく価値のある話ですね…

先輩
エリオット波動では、第3波が一番長く、最も力強い とされている。
そして、第1波の1倍~1・6倍の長さになる とされている。
そして、第3波が五つの上昇波のなかで最短となることはありえない とされている。
あ、ちなみに出典は【先物市場のテクニカル分析】だ。


たかし
通称赤本ですね!

先輩
であれば、第3波を積極的に狙って取りに行くべきなんだ。

たかし
第1波と第2波をしっかり見ておかないとエントリーが難しそうですね。

先輩
その通りだ。
そもそも第1波、第2波がどういう形だったらエントリーすべきなのか…
オレはある日、重要な事に気づき、1つの答えを出した。
これもダウ理論を基本に考えればいいのか、トレンドが上向いてなきゃダメに決まってるな、とな。

たかし
ここでダウ理論の登場ですか!


先輩
上の図を見ろ。
第1波で前回の戻り高値を超え、明確にトレンド転換したら
第2波の押しを見て、反発したところを入ればいいんだ!

たかし
なるほど、これならトレンドに沿ったエントリーとなります。

先輩
損切りラインは第1波の起点の押し安値ライン付近だ。
利確ラインは第1波の値幅の1倍~1・6倍で広めに考えておく。

たかし
1つのトレードプランの完成ですね!

先輩
今でもこの手法はオレのメインの手法の1つとして使い続けているぞ。
まあこんな話でも、高い金とってる商材は多いからな。
オレは無料でバンバン提供していくから、聞き逃さないようにな!

たかし
先輩から後光が差しているっ!

先輩
ちなみに、なぜ第3波が強いのか
集団心理を交えて1つの見解を出してみたいと思う。

たかし
そうだ、集団心理を分析できてなかったら意味がなかったんだ!

先輩
まず第1波というのは、相当下落した水準からの反発、とされている。
下落トレンドにあったものが久々の急反発、ということで
含み損をかかえてる買い方が一斉に今しかない!と売ってくるんだ。

たかし
やれやれ売りってやつですか。

先輩
そこで値が抑えられ、第2波が始まるんだ。
そして、第2波が終わると、いよいよ売りたい人がいなくなり、値が飛びやすい状況になる。
ダウ理論におけるトレンド転換も明確に起こっているので、新規の買い方も次から次へとエントリーしていくことになる。
まあこんな感じかな。

たかし
すごい…チャートを見てこんなにもストーリーを語ることができるのか!

先輩
正解はわかりようがないんだがな、こういう心理分析は習慣的に行うようにクセをつけていかないとダメだぞ。

たかし
ぜひエリオットさんに聞いてみたいもんですね。

先輩
あー、余談だけどな。エリオット自身はダウ理論にかなり影響を受けたようで
「エリオット波動はダウ理論の必要な補足である」と述べていたらしいな。

たかし
ダウ理論とエリオット波動がよく適合しているのもうなずけますね。

先輩
エリオットは、エリオット波動はダウ理論を改良したもので、ダウ理論を超越したものである、と考えていたようだ。
今トレーダーでそんな風に思ってる人は誰もいないけどな!w

たかし
そんなことないのでは…?

先輩
エリオットはトレーダーじゃなくてな、レストランの会計士だったんだよ。しかも破産したこともあるようだ。

たかし
へえー、それを聞くとエリオット波動の理論も疑わしく感じちゃいますね…

先輩
「そんな奴のテクニカルなんて使えねーだろww」
って人はけっこう多いぞ。まあ仕方がないんだけどな。
でもな、使えるか使えないかは自分自身でしっかり検証して決めることだ!

たかし
そうですね、変な先入観は持たない方が良さそうですね。

エリオット波動はフラクタル構造

先輩
エリオット波動は、というかチャート全てはフラクタル構造になっている。
フラクタル構造っていうのはつまり
長い時間足の中に短い時間足があるってことだ。

たかし
えーと、月足の中に週足があり、そのなかに日足があり、そのなかに1時間足があり…etc.
ってことですよね?

先輩
そうだ。下の図のようなイメージを持てばいいだろう。

たかし
こ、これは!マトリョーシカですね!

先輩
全ての時間軸においてエリオット波動が存在しているわけだ!

先輩
こちらは外為オンラインさんのサイトからお借りしたものだ。かなり詳しく説明されているようなので、ぜひ参考にしてみてくれ。

たかし
わかりやすいですが、細かい波動を見ていくのは難しそうですね…

先輩
あまり難しく考えることはないぞ。
いま日足では第2波かなー
それで5分足では第4波かなー
日足での第3波の起点を注目してみるかー
などなど、今見ているチャートはどういう波の中にあるのか。
大体でいいのでイメージしておくことが重要だ。

たかし
大体でいいのですか?

先輩
そうだ、先ほども言ったことだが、エリオット波動はきれいに機能するものでもないので、イメージが間違ってることも多々あるんだ。
それでも、何にもイメージしないでトレードしていくよりかは、遥かにトレードスキルが上がっていくとオレは考えている。

エリオット波動におけるいろんな形の波動

先輩
波の形は実にいろいろな形が存在する。
エリオット波動の説明をここでは、N字型の波形の連続で説明してきたが、すべてがN字型のようにきれいなチャートになるわけでは当然ない。
波動の種類はどんなものがあるだろうか?

たかし
N字とV字と…あとはなんだろう??

先輩
ではいくつかざっくりと紹介していきたいと思う。

1本の波を表すI波動


先輩
これはI波動だ。
単純に1本の直線の波のことをI波動と分類されているんだ。

たかし
これも波動なんだ…

いってこいの動きV波動


先輩
続いてV波動だ。
いわゆる「いってこい」ってやつだな。
天井と底をもしきっちり取る事ができれば最高だが…

たかし
中途半場な位置で入ると、含み益を全部すっ飛ばされて、なおかつ最後には損失になってるという…怖い波動ですね…

狙うべき波動のN波動とE波動


先輩
N波動とE波動だ。

たかし
あれ?どこが違うんですか?

先輩
違いは第3波の長さだ。
N波動は1波と3波が同じ長さなんだ。
E波動は3波が長くなる。
1倍~1.6倍の長さと説明したのはこれのことだ。
まあE波動もN波動と言っても差し支えないんじゃないかなとは思うがな。

たかし
E波動の3波目をきっちり狙いたいところですね!

通称ペナント 保ち合いの波形P波動


先輩
次はP波動だ。
ペナントとも呼ばれるが、つまりは保ち合い相場だな。
値幅が徐々に縮まっていき、どちらかに大きく動いていく、というのが特徴だ。

たかし
この形はいろんな時間軸でしょっちゅう見かける形ですよね。、よく覚えておこう。

先輩
詳しい説明は、またチャートパターンの講義にて説明していきたいと思う。

危険な動きのY波動


先輩
最後にY波動だ。
P波動とは逆に、値幅が広がっていくのが特徴だ。
ブロードニングフォーメーションなどとも言われる。

たかし
あんまり実際のチャートでは、Y波動って見かけないですね?これを狙って取るにはかなり難しいのではないでしょうか?

先輩
オレは普段Y波動はまったく意識せず、スルーしているぞ。こういう難しくてわかりにくい値動きは、一切触る必要はないだろう。

テクニカル分析の基礎 エリオット波動まとめ

先輩
今回はエリオット波動を中心に、いろいろな波動について述べてきた。
大事な点だけおさらいしておこうか。
・相場は波動の繰り返しでできている
・様々な時間軸で、この波動が繰り返されている
・1番おいしいのは、N波動(E波動)の第3波
・ダウ理論と合わせて、第1波をしっかり監視する

たかし
ダウ理論、ライン、波動、チャートを見る時は全てを欠かさずチェックしよう!

テクニカル分析の基礎④ 移動平均線 を読む

雑談コーナー

先輩
エリオットは破産したという話があったが、調べたらけっこう破産経験のある有名人って多いんだな。

たかし
そうなんですか!?例えば?

先輩
エルトンジョンとかリアーナとかレディーガガとか…トランプにいたっては4度も破産申請したそうだ。

たかし
ええ!?全然イメージないですよね。そのクラスの人達になると、負債額もとんでもないんでしょうね…

先輩
トランプはカジノ施設で1年で30億ドルの負債を抱えたらしいな。
桁がはんぱねーわ。オレらが数百万程度でわーわー言ってるのがどんだけちっぽけな話か。
あ、おまえは数十万だったな!すまんすまん!w

たかし
うう…事実なだけに言い返せない…

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