テクニカル分析

エリオット波動を極めよう~推進波の種類とは

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先輩
今日はエリオット波動を少し専門的に掘り下げて解説をしていこうと思う。

たかし
今までの講義ではエリオット波動の基礎知識エリオット波動の各波の特徴について学んできました。
今回はどんな内容になるのでしょうか?

先輩
今日はエリオット波動の推進波、つまり第1波から第5波までの動きに関して解説を行っていく。

たかし
推進波はトレンド方向に進む波ですね。
僕たちが狙っていきたい波と言っていいでしょう。

エリオット波動のルールとガイドラインとは

先輩
チャートを見て、各波をエリオット波動で分類する時は、自分勝手な感覚で分類するもんではない。

たかし
自分の感覚で波を認識しても、人によって違うようではあまり意味がないですもんね。

先輩
うむ、エリオット波動は「誰が見てもこう見えるだろう」といった見方が重要になってくる。
逆に言えば、エリオット波動でどう分類すればいいのだろう、と悩むようなチャートでは手を出す必要はない。

たかし
波のカウントは1つ間違うと、それだけで勝ちにくいトレードになってしまいますからね。

先輩
なるべく正しく波をカウントするためには、もちろん経験や知識が必要になってくるわけだが
まず覚えなければいけないことは、エリオット波動には絶対的なルールと、ガイドラインというものが存在する。
ルールというものは絶対的に適用されるもので、ガイドラインは「そうなる事が多い」という目安のようなものだ。

たかし
第3波は出来高が最も多くなりやすい、とか第4波はペナントのチャートパターンが出やすい、などはガイドラインに当てはまるわけですね。

先輩
そういうことだ。
全部ちゃんと知りたい、という人はやはりエリオット波動の専門書を1冊読みこんでみるといいだろう。

たかし
おすすめの書籍はありますでしょうか?

先輩
オレはトレードする際はいつもこの本をそばに置いている。
ちょっとでも波形認識に迷ったら、すぐさまこの本を手に取って確認するようにしているな。
日本エリオット波動研究所というところが監修しているようだが、著者は間違いなくトレーダーだろうから、非常に見解が納得できるものになっている。

たかし
やっぱり実際にトレードしていない人の本はいまいちですよね。
実際の相場じゃできないよ、ってよく思いますし。

先輩
特にエリオット波動の分析は、現在進行中の相場をどう分析するか、という観点が重要になってくるからな。

たかし
あと、この本は安いのがいいですねw
大体この手の本は高いものが多いですからねー

第2波は第1波の安値を割らない

先輩
さて、エリオット波動のルールの話に戻るが、第2波は第1波の安値を割ってはいけない
というルールがエリオット波動には存在する。

たかし
まあ、当たり前と言えば当たり前ではありますね。

先輩
第2波だと思っていた波が、第1波だと思っていた波の安値を割ってしまったら、それは波のカウントが間違っていたということになる。

たかし
1度全体の波の構造を、見直していく必要がありそうですね。

第3波が最短になることはない

先輩
第3波ってのは、通常はもっとも強く、もっとも出来高もできる波形になることが多い。
しかし、第1波が最長になることもあるし


先輩
第5波が最長になるようなことももちろんある。

たかし
ふむふむ、第3波が2番目の長さならいいんですね。
長さっていうのは値幅で考えればいいんですよね?

先輩
基本的には値幅でいいんだが、大きい規模を見る時は、変化率で見ていくことが重要になるぞ。

たかし
変化率、というと何%上昇したかどうか、ということですね。

先輩
100円が150円に上昇するのと、その後300円から350円に上昇するのとではまったく上昇率が違うからな。

たかし
そうですね。大きく動いた銘柄はその辺りに注意して比較しなければいけませんね。

先輩
ちなみに、第3波が第1波より短い場合は、事前に第5波が最短になるんだろうなーというイメージを持っておくといいぞ。

たかし
なるほど、そのイメージを持っておけば、次にくるa波の下げを食らわずに済むかもしれませんね。

第4波は第1波に重ならない

先輩
第4波の安値は第1波と重ならない。
第3波が強ければ、第4波と第1波が重なることは通常ないだろう。

たかし
ふむふむ。
あれ、でもこういう形しょっちゅう見かける気がするんですが…
先輩
そうなんだよね。
実際にはこんな形の5波動はしょっちゅう出てくるもんだ。
で、よく「この形は第4波が第1波に食い込んでいるから、エリオット波動として適用されない」とか言われたりするんだけど、そうではないんだ。

たかし
どういうことでしょう?

先輩
第1波から第5波までの推進波というのは、実は2種類存在するんだ。
インパルスダイアゴナルと言うんだが
今まで説明してきたルールは、すべてインパルスに適用されるものなんだ。

たかし
ふむふむ、ではダイアゴナルの形ではルールは守られなくていいんですね。

先輩
そう、というかルールが守られなかったらダイアゴナルになると言ってもいい。
ダイアゴナルでは第3波が最短にもなるし、第4波が第1波と重なることも普通なんだ。

インパルス(衝撃波)とダイアゴナル

先輩
インパルスってのは今まで説明してきた、いわゆる教科書的な形の波形だ。
日本語で衝撃波、と呼ぶ人もいるな。

たかし
先ほどのルールがすべて適用される、強い形の推進波ですね。

先輩
ダイアゴナルはどんな形かというと、このように5波動全体がウェッジのような形になることが多い。

たかし
ウェッジの後だから、a波が強い下げになりやすいんですねー。

先輩
うむ、ダイアゴナル自体がインパルスに比べれば弱々しい推進波だからな。
ちなみにダイアゴナルの5波完成後は、1波の始点まで下落していくことが多いとされているぞ。

たかし
今見ている波がインパルスなのか、ダイアゴナルなのか、ここをしっかり見ていくことが大事になりますね。

先輩
実際の相場では、チャートが進行していくにしたがって、シナリオを絞っていく作業が大事になる。
特にデイトレードのような短期でエリオット波動を使う場合は、切り替えの早さが必要だ。

たかし
デイトレでもきれいにエリオット波動が出るものなんでしょうか?

先輩
エリオット波動はフラクタル構造だから、すべての時間軸で発生するものなんだ。
当然5分足チャートでも下のチャートのように、きれいに動くことはある。
たかし
サン電子の5分足チャートですね。
2日間で第1波からa波まで、きれいに出てますね。

先輩
例えば、インパルスなら第4波は赤い水平ラインまでで止まるだろうから、そこで買ってみよう。
だが、第3波が第1波より短いので、第5波が最短になる可能性があり、あまり引っ張るのは危険そうだ。
第5波が最短になるのなら、次のa波の下落のタイミングも掴めそうだから、空売りも狙ってみよう。
などと、シナリオや戦略を次々とたてていくことができる。

たかし
へえー、やっぱりエリオット波動を深く学ぶと戦略の幅がグンと広がりそうですね。

推進波の種類まとめ

先輩
今回はエリオット波動のルールと、それが適用されるインパルスと適用されないダイアゴナルについて話してきた。
ダイアゴナルってのは最初はわかりにくい形だと思う。
まずはきれいなインパルスを実際のチャートの中で探してみて、どこでエントリーできそうか検証してみてはどうだろうか。

たかし
ルールが適用されているかどうか、注意して見つけていきましょう!

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