チャート分析

2月4週の日経平均、NYダウを分析する

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先輩
今週は歴史的な下落となってしまったな。
先週までは割と楽観的だったアメリカ市場だったが、今週に入って急にコロナウィルスのリスクを織り込んできた。

たかし
今週のNYダウの下げ幅は3583ドルとなり、下落率は12%超でリーマンショックには及ばないものの、下落幅としては過去最大となってしまいました。

コロナウィルスの拡大と経済対策

先輩
いやー、ここまで一気に値幅を取ってくるとはな。
今週はほぼリバウンド無しだったな。

たかし
この感じは久々ですね。
2018年の10月や12月の下落を思い出します。

先輩
それにしても、コロナウィルスが発生し、しばらく拡大してもアメリカ市場は大して反応を見せなかった。
暴落を起こすにはコロナウィルスとは別の材料が使われるのだろう、とてっきり思っていたが、結局はコロナウィルスだったか。

たかし
たしかにタイムラグは感じましたね。
だいぶ日本人の感覚とは受け止め方が違ってた、ということでしょうかね。

先輩
まあアジアで流行しているだけのもので、自国には関係ない、と思うのが普通だよなー。
なのでやはりイタリアで感染が広まった影響は大きかったんだろうな。

イタリア、新型コロナの感染1000人超に 1日で3割増
たかし
3月1日時点で、イタリアでのコロナウィルスによる感染者は1000人を超えました。
トランプ大統領はイタリアと韓国の感染拡大地域への渡航中止を勧告しました。

先輩
もちろんイタリアだけでなく、ヨーロッパの各地にも感染が拡大しているね。
日本への渡航中止は今のところトランプ大統領は言及していないが、もしかしたら時間の問題なのかもしれないな。

たかし
そうなると、さらなる経済的打撃は避けられないですね。

先輩
日本政府も感染の拡大を止めようと、学校の休校などの措置を取っている。

たかし
あらゆるイベントは中止や延期となり、テーマパーク等も休園が相次いでいますね。

ディズニーやUSJなどテーマパーク休園相次ぐ-感染拡大防止で
先輩
しかし、こういった措置も限度があるだろうとは思う。
実際には今も変わらず朝は満員電車やバスで通勤している光景を目にするし、どこまで感染拡大を抑えることができるのかは不透明だ。

たかし
この1、2週間が山場だ、と週末の総理の会見でもありましたが、これはある意味で怖い発言かもしれません。

先輩
この1、2週間で感染拡大を抑えることができなければ、まさにパンデミックになる可能性がある、ということかもしれないからな。

たかし
総理の会見では、経済対策について触れる場面もありましたが、これが週明けリバウンドの材料となるかどうか気になりますね。

先輩
まあ正直、政府がどんな対策を打ったとしても、今回のコロナウィルスによる経済的損失はもう避けられないだろう。
3月になり、これから具体的な経済被害が明確になってくるのではないかと思う。
もう倒産するしかない、といった会社もすでに多く存在するという話もあるしな。

たかし
週末に発表された中国の2月製造業PMIも過去最低という数値になりました。
このあたりも週明けどう影響してくるのか。

中国、2月製造業PMIは過去最低-新型ウイルスの影響深刻
先輩
週明けの動きを予測するのはなかなか難しいが、どんな暴落相場もそれなりの大きいリバウンドは必ず挟むものだ。
ここまでそういった動きがほぼ見られていないので、来週あたりは1回大きく戻る動きをイメージしておきたいね。
材料が何になるのかはさっぱりわからんとこだけどな。

たかし
ほとんど好材料が見られませんからね。

日経平均は長期のトレンドラインとPBR1倍水準へ

先輩
日経平均の週足はリバウンド無しの大陰線となった。
個人的なイメージとしては、22500円あたりで反発をしながら下落していくものと思っていたが、このイメージは外れてしまった。

たかし
ここまで大きい陰線は久しぶりですね。

先輩
このサイトでは、ずっと2018年末の安値18948円を割る下落がくると言ってきたので、今回の下落を利益に出来た人、もしくは回避できた人が多ければいいのだが。


たかし
18000円割れというイメージでしたね。
ここからまだまだ下落幅があると思うと、ぞっとしますね。

先輩
ただ、今週はかなり重要な位置で引けているということに注目したい。
次のチャートは日経平均の月足チャートだが、2012年から長期にわたって機能しているトレンドラインにちょうどぶつかっていることがわかるだろう。

たかし
ふむふむ、ではここでとどまって反転する可能性もあると?

先輩
可能性はあるね。
でもそれが一旦の反発にすぎないかもしれないし、もしくはこのまま一気に突き抜けていくのか、来週はそこも見ていきたい。
まあ個人的には残念ながらこのラインは割れてしまうのではないかと考えてはいるが。

たかし
このトレンドラインが割れるということは、長期的な上昇トレンドが転換するということになりますよね。

先輩
テクニカル的はそういうことになるね。
さて日足チャートを見てみると、今週は20916円までの下落があり、ここらで反発があってもいいように思える。
理由としては先ほど説明した長期のトレンドラインと、PBR1倍の水準が近いからだ。
あと、後ほど話すがNYダウが一旦反発しそうな動きになっていることもある。

たかし
PBR1倍は20700円ぐらいのようですね。

先輩
まあテクニカル的にはあまりPBRの水準などは気にするべきではないと思うが、それでも1度は反発してもいいとこだろう。
もちろんだからと言って買い向かうべきではないとは思うが。

たかし
仮に来週から反発するとして、どのあたりまで戻しそうでしょうか?


先輩
なかなか難しいところではあるが、23995円から20916円を1つの下落の波と見た場合、フィボナッチリトレースメントの38.2%が22000円付近。
まずはここに注目している。

たかし
なるほど、どれほどのリバウンドがあるのか、イメージが難しいですね。

NYダウは大幅下落も、週末は反転の兆しも?

先輩
NYダウも今週は容赦のない下落となった。
もう少しレンジを形成してからの下落をイメージしていたが、これもイメージ通りとはいかなかったな。

たかし
でも29100ドル以上はオーバーシュートという見方は的中となりましたね。

先輩
そもそもNYダウは長期でダイアゴナルの推進波を形成中で、形成後はスピードの速い動きでダイアゴナルの開始地点まで戻る、というのがセオリーだという話をしてきた。


たかし
派手な下落となりましたが、ちゃんと教科書通りの動きということになっていますねー。
さすがのエリオット波動です。

先輩
21500ドルあたりまでの下落を今のところイメージはしているが、こちらもすぐ下に長期的なトレンドラインが走っているので、このあたりで一旦の反発はあってもいいかと思う。

たかし
NYダウの方もフィボナッチに注目ですね。


先輩
うむ、週末の金曜日の日足は下ヒゲの長い陽線となった。
これは反転の可能性も十分ある形となっているので、週明けの動きには注目したい。

たかし
なるほど、でも日経平均同様にすぐ買い向かうのは危険ですよね?

先輩
下落の勢いがあまりにも強かったからね、この日足のローソク足1本で判断はしない方がいいだろう。
というか、反転をしっかり待ち、戻りきったところで売りを狙っていくのが今は正攻法かなとは思う。

今週の相場分析まとめ

先輩
久々に大きな動きとなった。
先物を見てもボラティリティの非常に高い凄まじい動きとなっている。
短期売買をする人は十分リスク管理に注意しよう。

たかし
今週もお疲れ様でした。

-チャート分析

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