先輩
おすすめのインジケーターの組み合わせはありますか、という質問をいただいたので、今日はそれに答えていきたいと思う。
インジケーターの使い方の講義では、メインどころのインジケーターの簡単な紹介をしてきた。
インジケーターの使い方の講義では、メインどころのインジケーターの簡単な紹介をしてきた。
たかし
チャートが見にくいのであれば、インジケーターは表示させなくても別にいいということでしたね?
先輩
そうだな、何を使おうがトレーダーの好みで自由ではあるが、今日はオレが使っているMACDとストキャスティクスの組み合わせについて説明していく。
たかし
MACDとストキャスティクスの組み合わせはどういったところがおすすめなんでしょうか?
トレンド系とオシレーター系のインジケーター
先輩
インジケーターはトレンド系とオシレーター系の2つに大きく分けることができるんだ。
たかし
MACDがトレンド系で、ストキャスティクスがオシレーター系ですね?
先輩
そうだな。
トレンド系は、移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、MACDなどが代表される。
オシレーター系は、ストキャスティクスやRSI,RCI,DMI、モメンタムなどが代表される。
なので、トレンド系から1つ、オシレーター系から1つ、好きなものを選んで表示させればいいだろう。
トレンド系は、移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、MACDなどが代表される。
オシレーター系は、ストキャスティクスやRSI,RCI,DMI、モメンタムなどが代表される。
なので、トレンド系から1つ、オシレーター系から1つ、好きなものを選んで表示させればいいだろう。
たかし
証券会社によって表示できるインジケーターの数は多少変わってきますね。
先輩
基本的にはチャート上は移動平均線、チャートの下部にオシレーター系って感じかな。
可能であればもう1つMACDを表示させておく、といった感じがいいだろう。
ボリンジャーバンドや一目均衡表も見てもいいとは思うが、ゴチャゴチャして混乱しないようにな。
可能であればもう1つMACDを表示させておく、といった感じがいいだろう。
ボリンジャーバンドや一目均衡表も見てもいいとは思うが、ゴチャゴチャして混乱しないようにな。
たかし
わかりました。
トレンド系とオシレーター系は、それぞれチャートのどの部分を見るためのものなんでしょうか?
トレンド系とオシレーター系は、それぞれチャートのどの部分を見るためのものなんでしょうか?
トレンド系インジケーターの使い方
先輩
まずトレンド系だが、これはその名の通り、トレンドにうまく乗るためのインジケーターと言えるだろう。
移動平均線の講義でも説明してきたが、ゴールデンクロスやデッドクロス、パーフェクトオーダーといったものはすべて強いトレンドが発生した時には、非常に有効なエントリーポイントとなる。
移動平均線の講義でも説明してきたが、ゴールデンクロスやデッドクロス、パーフェクトオーダーといったものはすべて強いトレンドが発生した時には、非常に有効なエントリーポイントとなる。

先輩
上のチャートは日経平均の日足チャートだ。
MACDがゴールデンクロス、デッドクロスしたところを円で囲っている。
トレンドが出ていればこのようにクロスしたポイントは有効なエントリーとなり、トレンド系ってのはまさにこういうところを狙うためのものなんだよな。
MACDがゴールデンクロス、デッドクロスしたところを円で囲っている。
トレンドが出ていればこのようにクロスしたポイントは有効なエントリーとなり、トレンド系ってのはまさにこういうところを狙うためのものなんだよな。
たかし
ゴールデンクロスやデッドクロスを確認したあとでも、勝てる動きになっていますね。

先輩
一方で、こんなレンジの動きの時にはトレンド系インジケーターはまったく使い物にならなくなる。
上のチャートでは、ゴールデンクロスを白い円、デッドクロスを水色の円で囲っている。
上のチャートでは、ゴールデンクロスを白い円、デッドクロスを水色の円で囲っている。
たかし
ゴールデンクロスやデッドクロスしたところでエントリーすれば、まず負けてしまうような動きですね。
先輩
そう、こういったレンジの中では
ゴールデンクロスしたところは天井圏
デッドクロスしたところは底値圏
といった動きになることも多いんだ。
ダマしと言われるのもこのような時だな。
ゴールデンクロスしたところは天井圏
デッドクロスしたところは底値圏
といった動きになることも多いんだ。
ダマしと言われるのもこのような時だな。
たかし
なるほど、ダマしと言うよりかは、トレンドが出ていないっていうことだったんですね。
オシレーター系インジケーターの使い方
先輩
さて、察しのいい人はもう理解しているだろうが、オシレーター系インジケーターは先ほどのトレンド系とは逆の特徴がある。
つまり、トレンド相場に弱く、レンジ相場に強いわけだ。
つまり、トレンド相場に弱く、レンジ相場に強いわけだ。

先輩
先ほどのMACDの時と同じ日経平均の日足チャートを使うが
白い円で囲った部分はストキャスティクスの天井圏、つまり100に近いエリアを表している。
白い円で囲った部分はストキャスティクスの天井圏、つまり100に近いエリアを表している。
たかし
オシレーターは基本的に0~100の数値の間を動くものでしたね。
先輩
トレンドの途中にもかかわらず、すぐにストキャスティクスの天井圏に到達し、あとは上下に貼りついてしまう。
これがオシレーター系インジケーターのデメリットだ。
これがオシレーター系インジケーターのデメリットだ。
たかし
ストキャスティクスだけを見て利確をしてしまったらかなりもったいないですし、逆張りエントリーなんてしようものなら、負けてしまうことになりますね。
先輩
大きな値動きに弱いために、オシレーターは切り下がっているのに、株価は切り上がる、というダイバージェンスの動きが起きるのもオシレーター系の特徴の1つだな。
たかし
ふむふむ、トレンド相場ではオシレーター系は参考にならないのですね。

先輩
一方で、オシレーター系インジケーターはレンジ相場では上のチャートのように、非常に機能するんだ。
天井と底を白い円で囲っているが
ストキャスティクスが底値圏から上向いたら買い
ストキャスティクスが天井圏から下向いたら売り
とやるだけでも楽に勝てるのがわかるだろう。
天井と底を白い円で囲っているが
ストキャスティクスが底値圏から上向いたら買い
ストキャスティクスが天井圏から下向いたら売り
とやるだけでも楽に勝てるのがわかるだろう。
たかし
本当ですねー、MACDはレンジ相場では使い物になりませんでしたが、ストキャスティクスは非常に有効ですね。
おすすめのインジケーターの組み合わせ方まとめ
先輩
もう理解できたとは思うが、トレンド系インジケーターとオシレーター系インジケーターの2つを表示させる意味というのは
トレンド相場ではトレンド系インジケーターを使う
レンジ相場ではオシレーター系インジケーターを使う
といった具合に、あらゆる状況に対処するためなんだ。
トレンド相場ではトレンド系インジケーターを使う
レンジ相場ではオシレーター系インジケーターを使う
といった具合に、あらゆる状況に対処するためなんだ。
たかし
いま現在の相場の状況を判断するためにも、2つを表示させておくことが有効になりそうですね。
先輩
もちろんインジケーターのみで相場を判断することは難しいが、1つの判断材料として2種類のインジケーターの使い方を覚えておくといいだろう。
たかし
インジケーターはあくまで参考程度に考えましょう。