チャート分析

7月4週の日経平均、NYダウを分析する

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先輩
今週は、先週末のリバウンドが継続され、結局は全戻しという動きになった。

たかし
日経平均は21823円まで高値をつけ、直近の高値をわずかに更新してきましたね。

日経平均は高値更新の動きも、薄商いで上値重く

先輩
先週の相場分析では、今週は週初めの動きが重要になると話してきた。
先週のリバウンドの流れを継続させるのかどうか、というところに注目していたが、高値を更新するほど伸びてくるのはやや意外な動きであった。

たかし
先週の下落はけっこう勢いのある下落でしたからね。
7月2日の高値21784円をわずかにですが更新しましたね。

先輩
ただ、そこからは再び下落をして引けている状態であり、やはり21800円付近は上値がかなり重い印象があるね。

たかし
高値は更新しましたが、強気で買っていくような雰囲気でもないですよね。

先輩
ここのところの日経平均は、売買代金が連日低い薄商いが続いている。

たかし
いわゆる夏枯れ相場ってやつですね。


先輩
東証一部の売買代金も今月はほぼ1兆円台で推移している。
特にJASDAQやマザーズは今週に入って、売買代金の減少がより顕著に表れているようにも見えるな。

たかし
日経平均は出来高の少ない上昇、という形になっているわけですね。

先輩
そうだな、今回の上昇は高値は更新したが、21800円~21000円のレンジ相場が続いていくイメージや、ダブルトップのようなチャートパターンになって下がるイメージも当然持っておくべきだろう。

たかし
高いところは売って、安いところでのみ買うという基本を意識した方が良さそうな相場展開ですね。

先輩
もちろん、さらに高値を更新していく可能性も十分あるわけだが、次は節目の22000円が控えていることになるので、その辺りはまた再び上値が重くなることが想像できるだろう。

たかし
ふむふむ、来週の注目イベントは何でしょうか?

FOMCの結果を待つ展開

先輩
来週は30、31日にFOMCが開かれる。
そこでいよいよ利下げの有無と利下げ幅が決定される。
シナリオとしては、25bp(ベーシストポイント)の利下げ、50bpの利下げ、利下げ無し
という3つが存在する。

来週のFOMC、25bp利下げの確率が最も大きい-エコノミスト調査
たかし
このブルームバーグの記事によれば、25bpの利下げになる確率が80%、50bpが10%、利下げ無しが5%となっていますね。

先輩
市場はほぼ25bpの利下げを織り込んでいる状態、ということになるな。

たかし
もし50bpの利下げとなればさらに株価上昇、もし利下げ無しなら株価下落、という流れになるんでしょうね。

先輩
いや、そうとも言い切れないだろう。
50bpの利下げ幅となれば、それだけ実体経済が良くないのか、という不安感が広がり株価下落につながる、という可能性を訴える人もいるね。
なので、市場の混乱を避けるためには25bpの利下げを行う以外に選択肢はなく、決定されているようなものだと言う人も多いそうだ。

たかし
いやーでも一応警戒はしておいた方がいいでしょうね。

先輩
そうなんだよ。トレーダーとしてはやはりもっとも確率の低い、利下げ無しというシナリオをイメージしておく必要がある。
相場はサプライズを好むからな。

たかし
利下げは100%決定と報じている記事も多い中、利下げがもし無くなったら、これは本当に混乱することになりそうですね。

先輩
少数派ではあるものの、利下げに反対しているFRBメンバーは存在しているようだ。

利下げ見込まれる来週の米FOMC、2人反対へ=バークレイズ予想
たかし
うーん、来週はFOMC通過までは様子見ムードになりそうですかね。

NYダウはヒンデンブルクオーメン点灯とオシレーターを警戒

先輩
NYダウは今週も小幅に上下を繰り返すような動きであった。
週足としては、今週はやや上ヒゲの長い十字線やコマのような形だ。


たかし
2週連続でぱっとしない動きになってますね。
やはりFOMC待ちという要素が強いのでしょう。

先輩
少し注目しておきたいのがストキャスティクスがちょうど今週で売りサインを出しているということだ。

たかし
買われすぎゾーンにいるし、クロスして下を向き始めたようなところですね。

先輩
もちろんこういったオシレーター1つでどうこう、という事ではないんだが、FOMCを控えた直前でこのようなチャート、テクニカル指標になっていることはやはり警戒したいところだ。

たかし
ストキャスティクスはインジケーターの使い方でも習った通り、トレンドが強い時は上下に張り付くような動きになりがちなので、まだまだ買われすぎゾーンに停滞する可能性も十分あることを忘れないようにしましょう。

先輩
それから、ヒンデンブルクオーメンが2か月ぶりに7月23日に点灯したことも注意しておきたい。
すぐに消灯したものの、点灯から1か月間は警戒すべき指標となる。


たかし
ヒンデンブルクオーメンとは何でしょうか?

先輩
最近よく話題にあがるテクニカル指標だが、もっぱら暴落のサインとして認識されていることが多い。
2018年2月の暴落や、2018年10月の暴落の前にはしっかりとヒンデンブルクオーメンが点灯していたことで、より注目されるようになったものだ。

たかし
へー、どういうデータを基にしたテクニカル指標なんですか?

先輩
うむ、これがなかなかややこしいんだな。
発生条件としては次のようになっているようだ。

1.ニューヨーク証券取引所(NYSE)での52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上
2.NYSEインデックスの値が50営業日前を上回っている
3.短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーターの値がマイナス
4.52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の二倍を超えない

たかし
たしかに、よくわかりません。

先輩
まあ全然覚える必要はないと思うけど、点灯した時は警戒をしておこう。
なにしろ77%の確率で5%以上の下落が起こる、なんて言われているからな。

たかし
それはけっこうな確率ですね。

先輩
ただ、上昇局面で表れやすい指標ではあるので、下落どころかそのまま上昇を続けるようなこともよくある。
実際にどこで点灯し、その後株価はどう動いたのか、検証してみるといいだろう。

今週の相場まとめ

先輩
FOMCは順当に通過するのかどうか。
また通過後の市場の動きはどのように変わってくるのか。
来週は非常に注目すべき週になることは間違いないだろう。
特に想定外の結果になった場合、大きな下落が起こる可能性もあるので、そこだけはしっかり注意しておこう。

たかし
今週もお疲れ様でした。

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