株初心者向け

実践的な空売りのやり方~手法やタイミングなど

投稿日:

先輩
前回の空売りの講義では、空売りの基本的な知識や注意点を話してきた。
今回はより実践的に、どういったポイントでエントリーを行っていくべきかについて話していきたいと思う。

たかし
ここのところマーケットは上下に動いてますからね、空売りを覚えたいという人も多いでしょうね。

空売りのエントリーと買いのエントリーの違い

先輩
空売りのエントリーは基本的には買いと同じように考えればよい。
エントリーの講義でも説明してきたが、空売りもトレンドフォローの順張り、レジスタンスラインを利用した逆張り、サポートライン割れを狙ったブレイクアウトの3つがメインになってくる。

たかし
買いのエントリーではトレンドフォローの順張りが初心者向けですが、空売りも同じなんでしょうか?

先輩
うむ、そこが少し買いのエントリーと変わってくるところだな。
空売りの順張りエントリーはもちろん初心者向けのやり方だが、買いと比べると銘柄選択が非常に難しい。
そもそも貸借銘柄は限られているというのもある。
またもう1つの違いとして、空売りのブレイクアウトエントリーは買いより勢いが強い、と言えるだろう。

たかし
へえーそうなんですか、まったく同じというわけではないんですね。

先輩
それでは1つ1つ詳しく説明をしていこう。

空売りの順張りエントリーの銘柄選択

先輩
まず、買いのエントリーではどういう銘柄を狙うべきだ?

たかし
日足や週足など、上昇トレンドのものの押し目を狙います。

先輩
そうだな。これを真逆に考えると、下降トレンドにあるものの戻りを狙う、ということになる。
しかし、底値圏にあるような銘柄を空売りしても、どこまでそこから下への値幅が期待できるのかわからない、ということになる。
もちろん安定した空売りのエントリーであることは間違いないが、これが意外と難しい。

たかし
そうですね、あまりに割安圏になればバリュー投資家が買ってきたりもしますね。
先輩
このチャートのように、週足ベースで下がり続けているような銘柄を狙うとする。
先輩
これを日足で見るとけっこう戻りが強かったり、平気で移動平均線の上に飛びだしたりする。
ダウ理論の戻り高値は超えずに下降トレンドはなんとか維持しているが、中途半端な位置でエントリーするとヒヤヒヤさせられるだろう。

たかし
やはり底値狙いの買いがかなり入ってきてるわけですね。

先輩
この銘柄はまだそうやって上下にボラティリティがあるからいいが、底値圏を横ばいで動くようになってしまったら、そこから利益を望むのが難しくなる。
とはいえ、空売りの練習としてこういう銘柄から始めるのは悪くないけどな。

たかし
長期、短期ともにトレンドには沿ったエントリーであることは間違いないですからね。

買いのブレイクアウトと空売りのブレイクアウト

先輩
節目のブレイクアウトエントリーを狙う場合、買いエントリーの場合であればブレイク後の押し目を拾えるところが、売りエントリーの場合は戻りが全然ないことがよくある。

たかし
前回の空売りの講義での下落は上昇の3倍のスピードだという話ですね。

先輩
三尊、逆三尊のネックラインのブレイクを例にあげてみよう。
逆三尊ではネックラインのブレイクからの押しは割と狙っていける。
これはやはり上で掴んだ人たちの戻り売りの圧力と、まだ下目線の人達の新規の売り圧力があるからと言えるだろう。

たかし
ヘッドアンドショルダ―はチャートパターンの講義で復習しましょう。
先輩
ところが、三尊天井でのネックラインのブレイクは、一気に下へ動くことが多く、また戻りも小さいことも多い。
こういうパターンでは、ブレイクを見てからの戻りを狙うよりも、ブレイクと同時にエントリーするようなやり方の方が利益を出せることが多い。

たかし
全員ぶん投げるような形になりますからね、ここで買う人は空売りの買戻しぐらいだろうし…
先輩
デイトレの話にはなってしまうが、このような三尊天井からのサポート割れは非常に大きな値幅が見込めるポイントだ。
こういった多くの人がぶん投げるポイントでは追っかけで空売りエントリーを仕掛けていっても勝ちやすい。

先輩
ダブルトップ形成後のネックライン割れのブレイクアウト。
こういうのもデイトレではブレイクアウトと同時にエントリーしていっても比較的勝ちやすい。

たかし
ネオスはまだまだ買い圧力も強いので、持ち越してしまうと負けてしまうところでもありますね。

天井を狙った空売りの逆張りエントリー

先輩
次は天井を狙った逆張りの空売りエントリーについて説明しよう。
これははっきり言ってめちゃくちゃ難しい

たかし
成功すれば大きな利益になりますが、かなり危険ですよね。
先輩
例えばこういう天井圏を空売りで狙うとする。

たかし
その天井圏がチャートの右端なら僕にはとてもできませんねw

先輩
そうだな、当たり前の話だが、怖いと思うのは強い上昇トレンドの真っ只中だからだ。
そこで、こういうところで空売りエントリーをするのは何かしら天井になるという根拠が必要になる。

たかし
天井になる根拠、このチャートにありますかね?

先輩
まず天井をつけた陽線と、次の日の陰線
この組み合わせははらみ足となっている。
高値圏でのはらみ足は天井のサインと言われており、このはらみ足を下へブレイクすれば下げの勢いが強まると考えられる。

たかし
なるほど、ローソク足の組み合わせを見てからのエントリーですね。

先輩
そうだな、だから実際にエントリーするのは天井をつけた陽線の次の次の日、ということになるかな。
あとは分足チャートでリバーサルの形になった時だろう。

たかし
リバーサルというと、ダブルトップやヘッドアンドショルダ―の形ですね。
先輩
分足チャートで押し安値ラインを割り、上昇トレンドが終了する。
そしてリバーサルのチャートパターンができあがったら、それはそこそこ信頼できるエントリーとなるだろう。

たかし
それでも、負けてしまう可能性はやはり十分にありますよね?

先輩
もちろん、これだけ強い日足チャートなのだから、分足が弱くなってもすぐにまた上昇トレンドに転換する可能性は高い。
その時はすぐ損切りすればいいのだが、やはり初心者にとってはこのエントリーは難しいものとなるだろうな。

たかし
ローソク足の組み合わせや分足のトレンドだけではやはり根拠がそれほど強くない、ということになりますかね。

先輩
ま、何の根拠もないエントリーよりかははるかにましだけどな。

2つ目の山を空売りエントリーする

先輩
これも初心者におすすめできるものではないが、どうしても天井を空売りしたい人は、最初の天井は手を出さず、2つ目の山でエントリーしてみるとうまくいきやすいぞ。

たかし
ダブルトップってことですか?

先輩
まあダブルトップと明確に言えるかは微妙だが、ダブルトップっぽい形になることは多い。
先輩
一度つけた天井をもう一回試しにくる、というパターンはけっこう多く、また同じようなところではじかれることも多い。
先輩
大きくさらに上にぶっ飛ぶ可能性は当然あるので、あまりおすすめはできない。
まあこういう狙い方をしたい人は十分に検証をしてからやってみてくれ。

たかし
僕はもっと堅実なエントリーがいいですね…

下降トレンドを確認してから空売りエントリーを狙う

先輩
堅実と言えば、やはり下降トレンドが確認されてからのエントリーとなるだろう。
買いエントリーでも売りエントリーでも、トレンドの初動でエントリーすることに優位性があることは変わらない。
ただ、難点としてはこちらもべストな銘柄は見つかりにくいということだな。

たかし
なかなかいい形のチャートは見つからないのでしょうか?
先輩
いや、いい形のものだけなら割とみつかるんだけどな。
さっきのデータセクションのチャートも三尊っぽい形から、サポートラインを割った。
上昇トレンドは終了し、ここからは戻りを狙って売っていけば勝ちやすいチャートだ。
でもな、こんな材料豊富な小型株を売れるのか、って話なんだよなw

たかし
そうですね、デイトレならいいけど、持ち越したくはない銘柄ですね。
先輩
これもおんなじ。トレンドの初動だから狙っていきたいが、材料が出るリスクと戦わなければならない。

たかし
ブレイクアウトのところは追っかけでエントリーしたらけっこう取れてる動きになりましたね。
先輩
こういう銘柄ならまだ安心して持っていられるかな。
ただ、この銘柄は業績がいいのでそこは気がかりになるところだな。
チャートの形としてはこれから下の方向へ向かうように見えるが、業績なども考えだすと迷いが生じる。
この辺が空売りの銘柄選択の難しさの1つだな。

たかし
空売りの銘柄選択がそんなに難しいとは全然知りませんでした。
先輩
一番あまり深く考えずエントリーできるのはこういうチャートだな。
少し見づらいかもしれないが、毎回75MA付近で反発して長期的に下がり続けている。
こういう銘柄を探してみるのもいいだろうな。あまり見つからないかもしれないがw

たかし
こういうチャートがたくさんあればいいんですけどね。

実践的な空売りのやり方まとめ

先輩
空売りと買いの違い、順張りと逆張り、ブレイクアウトの空売りのエントリーについて話してきた。
空売りはうまくいけば大きな利益がすぐに出せるものだ。
しかしやはり銘柄選択やエントリーのタイミングは難しいものになる。
すぐに上手くできるものではないため、これから空売りを覚えたい人は小さいロットから徐々にリスクを取っていくといいだろう。

たかし
前回の空売りの講義と今回の講義を参考にして、まずはリスクの低い銘柄を探してリストを作りましょう。

-株初心者向け

Copyright© 先輩トレーダーから学ぶ株の勝ち方 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.