チャート分析

11月3週の日経平均、NYダウを分析する

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先輩
今週は、日経平均の方はやや調整色の強い値動きであったが、逆にNYダウの方は最高値を更新して週を終えているなど、続伸していく値動きであった。

たかし
これまではNYダウよりもむしろ日経平均が強い、という動きが多かったのですが、今週は逆の動きが見られましたね。
今後もこのような動きが続くのでしょうか。

米中の合意期待が強まる中での不安感

先輩
今週もメインテーマとなったのは米中合意に対する期待感ということになったかな。

たかし
今のところはほぼ合意が近い、といった雰囲気になっていますねー。

先輩
まあ米中問題以外にも香港の情勢が不安視されて香港株が下落したり、中国の指標が良くなかった、といったニュースもあったがそれほど相場にインパクトを与えるような動きとはならなかった。

香港株急落、抗議活動激化で-下落の香港ドルは需給逼迫の兆し

中国の投資、過去最低の伸び-10月工業生産と小売売上高も低調

たかし
こういうのも本当に下降トレンドになった時に大きく相場に影響を与えますからね、注意して見ておきましょう。

先輩
で、米中合意の話だが、12日はまたトランプ大統領が強気なコメントを残していたのでこれは少し気になったな。

トランプ氏、部分合意なければ対中関税「極めて大幅に引き上げ」
たかし
これは中国への脅しなのか、はたまた他国へのけん制なのか、少し冷や冷やする発言ではありますね。

先輩
メンツを重んじる中国には逆効果になる可能性もありそうだが、合意がほぼ決まっているからこその発言ともとれるね。

たかし
たしかにそうですね。そして実際に週末には米中の合意はほぼ確実という報道が出てきました。

クドロー氏、米中は第1段階の合意で取りまとめに近いー記者団に
先輩
このニュースによって米中合意の期待が強まり、週末の金曜日にはダウがさらに強く上昇し、ついには28000ドルという大台を突破してきた。


たかし
かなり合意を織り込んだような動きですが、本当に合意となるのでしょうか。

先輩
まあそこは常に気にしておきたいところだよな。
「ほぼ合意が近づいている」なんて時は必ず合意しなかった時のシナリオも想定しておくべきだ。
まあダウのチャートの形状的にも、合意せずに急落するというイメージは十分もてる。

たかし
ダウの週足チャートはダイアゴナルの推進波に見えるという話でしたね。

軟調な日経平均の行方は?

先輩
すでに日経平均は天井をつけた可能性も考えられ、ようやく売りを考えてもいいのではないかと先週の分析から話している。
しかし、やはり需給面の要因もあって簡単には暴落とはいかないようだ。

たかし
今週は木曜日に23000円付近まで下落する動きがありましたが、そこからは反発して週を終えています。

先輩
とはいえ、ダウがこれだけ強いのにも関わらず日経平均は軟調である。
簡単には下がらないけど強くはない、というやや難しい動きになっているね。

たかし
どうして今週は急にこんな動きになったのでしょうか。

先輩
実際はどうなのかわからないが、45日ルールによる売りが影響したのではないか、という話はあるね。

たかし
45日ルール?

45日ルールとは「ヘッジファンドの顧客が、その運用成績に不安があって解約を望む場合、決算日の45日前までに申し出なければならない」という取り決め。もし、解約が決算直前に集中すれば、資金がショートする可能性が出てくる。これを回避するためのルールであり、ヘッジファンドは解約に伴う資産返却に備えて、運用ポジションの整理を行い、まとまった現金を用意する

先輩
kabutanから引用してきたが、まあ簡単に言えば年末とか3月末とかはヘッジファンドのまとまった顧客の解約売りの注文が出るよってこと。
で、そのまとまった売りが月末に一斉に出たら困るから45日前までに申請しなさいよ、ということだね。

たかし
それで今回は年末の45日前、ということで多くの売りが入ったわけですか。

先輩
実際は45日前に多くの売り注文が入る、というよりは45日ルールで相場が下がる、というイメージが先行して売る人が多いって感じではないかなとは思うけどね。

たかし
なるほど、ではまとまった売りを消化して、来週はまた上昇するかもしれませんね。

先輩
天井をつけた可能性もあるものの、23000円付近からはそこそこ強い反発があるのではないかと見ている。


たかし
強い反発というと、前回高値を超えないぐらいの上昇でしょうか?

先輩
うむ、前回高値を超える可能性はあるけど、今のところは前回高値付近ではないかなと見ている。
日経平均の先物60分足チャートで言えばこのようなイメージかな。


たかし
ふむふむ、戻りきったあとは急落というイメージですね。

NYダウは28000ドル突破 天井探しの相場へ

先輩
NYダウは28000ドルを突破し、いよいよ天井はどこなのかを強く意識しなければならない形となってきた。


たかし
現在が第5波であれば、その後の下落がかなり強い可能性が高いということでしたね。

先輩
NYダウは今年の4月頃から比較的きれいなチャネルゾーンを形成した動きとなっている。

たかし
この5波目がどこで止まるか、もうその1点ですね。

先輩
教科書的な話で言えば、チャネルラインを少し超えたところが天井になる、というパターンがよくあるね。
数字で言うと29000ドル付近となるのではないかと見ている。

たかし
あと1000ドルほど値幅はありますが、警戒はもうした方がいいでしょうか?

先輩
もちろん、チャネルラインに到達せず下落するというパターンもあるので、来週もまだ上昇するという保証はない。
それと、久々にヒンデンブルクオーメンが14日に点灯しているね。


たかし
出た、暴落を告げる魔の指標ヒンデンブルクオーメン

先輩
まあ去年なんか検証してみるとあまり当たってはいないんだけどね、ただ今年の点灯は全て的中させている、ということで今回も注目されているようだな。

たかし
およそ3カ月ぶりの点灯ですね。
前回は8月の下落前に点灯していたということで、話題になっていました。

今週の分析まとめ

先輩
ここへきて軟調になってきた日経、5波目のNYダウ、ヒンデンブルクオーメンの点灯、米中合意の織り込み
色々と条件が揃いつつあるように個人的には見えるが、果たして来週はどうなるだろうか。

たかし
今週もお疲れ様でした。

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