先輩
今日はポジポジ病について話していきたいと思う。
ポジポジ病はとにかく常にポジションを取ってしまうことだ。
もちろんそれで勝てているのなら何ら問題はないのだが、多くの初心者はムダなエントリーによって損失を積み重ねてしまうことが多い。
ポジポジ病はとにかく常にポジションを取ってしまうことだ。
もちろんそれで勝てているのなら何ら問題はないのだが、多くの初心者はムダなエントリーによって損失を積み重ねてしまうことが多い。
たかし
僕もよくやってしまいますが、ポジポジ病と一言で言ってもいくつか原因がありそうですよね。
先輩
今日は大きく分けて4パターンのポジポジ病について解説を行っていく。
自分がどのパターンに当てはまるのか、またなぜポジションを取らずにはいられないのか、そのあたりを根本から理解をして改善するように。
自分がどのパターンに当てはまるのか、またなぜポジションを取らずにはいられないのか、そのあたりを根本から理解をして改善するように。
目次
トレードに刺激を求めるために起こるポジポジ病
先輩
トレードをギャンブルと同じ感覚でやっているパターンだ。
このパターンは正直言ってかなり深刻と言えるだろう。
このパターンは正直言ってかなり深刻と言えるだろう。
たかし
一か八かみたいなトレードスタイルの人って、意外といますよね…
先輩
そのスタイルで成功してしまう人も一定数いる、ってのが原因の1つかもしれないな。
そのスタイルで100万円を1億にする、といった成功例がピックアップされ、自分もそうなりたいと思う人も多い。
アベノミクス相場などはそういう成功例がたくさん出たからな。
そのスタイルで100万円を1億にする、といった成功例がピックアップされ、自分もそうなりたいと思う人も多い。
アベノミクス相場などはそういう成功例がたくさん出たからな。
たかし
でも、そういう人は結局いつか大きく負けて全部失うんですよね。
先輩
1億稼いだらやめる、なんてことができる人間なんてほぼいないからな。
1億稼ぐ前までは1億もあれば十分だ、と思っていても、実際に1億を手にすればもっと欲しくなるのが人間だ。
もっと額が増えればまた話は変わるだろうが、少なくとも1億程度ならそうだと言える。
1億稼ぐ前までは1億もあれば十分だ、と思っていても、実際に1億を手にすればもっと欲しくなるのが人間だ。
もっと額が増えればまた話は変わるだろうが、少なくとも1億程度ならそうだと言える。
たかし
んー、宝くじで高額当選しても、結局ほとんどの人があっという間になくなってしまうと言いますからねえ…
先輩
まあ少し話はずれたが、トレードに刺激を求める行為というのは、本来やるべき事と真逆のベクトルなのだという認識がまず必要だ。
トレードというのはいかに冷静にエントリーと利確の判断を下すかが全てなのだからな。
トレードというのはいかに冷静にエントリーと利確の判断を下すかが全てなのだからな。
たかし
感情的になることがどれだけ収支にマイナスに働くのか、これを理解しなきゃいけませんね。
ポジションを取ることが正しいと考えてポジポジ病になる
先輩
どんな相場でもポジションを取らなきゃしょうがないじゃないか、と考えるトレーダーも多い。
だが実際には、入るだけムダ、入っても期待値が低い、という相場環境の時はよくある。
だが実際には、入るだけムダ、入っても期待値が低い、という相場環境の時はよくある。
たかし
どんな相場でも勝ち続ける、というのは不可能ですからね。
先輩
そういった考えのベースには「早く稼ぎたい」という心理が働いていると考えられる。
しかし、もっとも早く稼げるようになるには、チャンスをしっかり待ち、チャンスを確実に取ることなんだ。
まずはそのことをよく理解してほしいと思う。
しかし、もっとも早く稼げるようになるには、チャンスをしっかり待ち、チャンスを確実に取ることなんだ。
まずはそのことをよく理解してほしいと思う。
たかし
休むも相場と言いますからね、あせることはありません。
先輩
実は損失と利益のバランスというのは、勝てるようになる間にともに減っていくというプロセスを踏むんだ。
たかし
え、どういう意味ですか??

先輩
まずこれがポジポジ病の人のイメージとして考えてくれ。
ポジポジ病はポジションを常に取るため、利益もそこそこ大きく出せるが、やはりそれ以上に損失が大きい。
ポジポジ病はポジションを常に取るため、利益もそこそこ大きく出せるが、やはりそれ以上に損失が大きい。
たかし
そうですね、これぐらい利益が出てるだけでもいい方でしょうね。

先輩
ポジポジ病のままではいけないと克服しようとすると、当然チャンスをじっくり待つようになるために、利益も損失も減ることになる。
この時は訓練期間中のため、収支や勝ち負けは気にせず、とにかくルールに従ってトレードをすること。
そして、上のように収支がトントンになり、じきに勝てるようになってくる。
この時は訓練期間中のため、収支や勝ち負けは気にせず、とにかくルールに従ってトレードをすること。
そして、上のように収支がトントンになり、じきに勝てるようになってくる。
たかし
まずこういう段階からスタートしなければいけないってことですね。

先輩
そういうことだ。訓練期間を十分に経てから初めてポジションを多く取るようになったり、ロットを上げたりする。
そうしてトータルプラスは実現されていくものなんだ。
そうしてトータルプラスは実現されていくものなんだ。
たかし
ポジションを多く取るのは最終段階なわけですね。
負けを取り返したくてポジポジ病になる
先輩
普段は慎重に、比較的ルール通りにトレードができていても、負けてしまった時に感情的になって取り返したくなるためにポジションを取るトレーダーも多い。
リベンジトレードなどと呼ばれているが、これがけっこうリスクが大きいトレードだったりする。
リベンジトレードなどと呼ばれているが、これがけっこうリスクが大きいトレードだったりする。
たかし
これは本当によくやってしまいます。頭ではわかってるのですが、なかなか治せません。
先輩
うん、これはまず自分を知る事がスタートだろうな。
自分がどんな時に取り返したいと思うのか、感情を乱すのか。
そしてそのリベンジトレードはどれだけ根拠のあるエントリーだったのか、結果はどうだったか。
これらをすべてトレード日誌に記録して、冷静な時に振り返ることが重要になってくるだろう。
自分がどんな時に取り返したいと思うのか、感情を乱すのか。
そしてそのリベンジトレードはどれだけ根拠のあるエントリーだったのか、結果はどうだったか。
これらをすべてトレード日誌に記録して、冷静な時に振り返ることが重要になってくるだろう。
たかし
そうでしたね、感情も記録しろってよく教わっていることですね。
ちょっとなら取れるだろうと考えるポジポジ病
先輩
他にエントリーするチャンスがまったく無いものだからと、根拠の薄いところで気軽にエントリーしてしまうパターンだな。
たかし
これも割とやってしまいますね。
先輩
ちょっとなら取れるだろうと考えているだけあって、利益も損失も少額のプランでエントリーをしているので、大きな損失にはなりにくい。
しかし、こういう細かい損失を何回も積み重ねるとトータルでけっこうな額になっていたりするものだ。
しかし、こういう細かい損失を何回も積み重ねるとトータルでけっこうな額になっていたりするものだ。
たかし
塵も積もれば…ですねえ
先輩
このトレードの治しにくい部分はまさにそこだ。
1回1回の負けは少額の大して痛くない額だ。そのために強く反省することなく時が過ぎてしまうんだよな。
つまり忘れてしまうんだよ。
1回1回の負けは少額の大して痛くない額だ。そのために強く反省することなく時が過ぎてしまうんだよな。
つまり忘れてしまうんだよ。
たかし
たしかにそうですね。
となるとこれも日誌をしっかりつけることが重要になりますかね?
となるとこれも日誌をしっかりつけることが重要になりますかね?
先輩
そうだな。日誌をつけてあとから振り返ることで、自分がいかに意味のないトレードを繰り返しているのかが反省できるだろう。
あとは、トレードの回数を制限してルール化してしまうのもいいだろう。
1日5トレードなら絶対に5トレードしかしない。
こう決めておくことによって、1回1回のエントリーを丁寧に考えるという習慣も身につく。
結果的に先ほどのイラストの、利益も損失も少なくすることが可能となるだろう。
あとは、トレードの回数を制限してルール化してしまうのもいいだろう。
1日5トレードなら絶対に5トレードしかしない。
こう決めておくことによって、1回1回のエントリーを丁寧に考えるという習慣も身につく。
結果的に先ほどのイラストの、利益も損失も少なくすることが可能となるだろう。
たかし
なるほど。あとはルールを守れるかどうか、本人の意思力しだいになりますね。
ポジポジ病を治すには~まとめ
先輩
ポジポジ病の4つのパターンとその対策について話してきた。
誰しもが、どのパターンもふとした瞬間にやらかす可能性がある。
やらかさないためには、やらかさない状態を習慣化させることが重要になるだろう。
誰しもが、どのパターンもふとした瞬間にやらかす可能性がある。
やらかさないためには、やらかさない状態を習慣化させることが重要になるだろう。
たかし
潜在意識の講義(前編)や潜在意識の講義(続編)をしっかり復習しましょう!