チャート分析

9月1週の日経平均、NYダウを分析する

投稿日:

先輩
今週は予定通り米中の関税のかけ合いが実行されたことにより、やや嫌なムードでスタートしたが、木曜日は一気に上昇する動きが見られ、かなり相場の雰囲気が変わる週となったな。

たかし
これまでのレンジ帯を一気に上にブレイクしてきましたね。
今後もこの上昇は続いていくのでしょうか。

香港の逃亡犯条例の撤回と米中協議再開

先輩
いやー今回はかなり仕掛け的な上昇になったかな?

たかし
久々に強い上昇になりましたね。
木曜日は日経平均も一時+500円高となっていましたね。

日経平均は3日続伸、436円高 1カ月ぶり2万1000円台回復
先輩
香港の逃亡犯条例の撤回ブレグジット問題、10月の米中協議、などなどの材料が同じようなタイミングで出てきたね。
先週の分析では、仮にレンジを上抜いても21000円の壁があり、ここを抜けるには大きな材料が必要なんじゃないかと話してきたが…

たかし
これだけ色々同時に出てくれば、やはり大きくブレイクするということですね。

先輩
そうなんだけど、やっぱり1つ1つの材料を見ると、これだけ大きく相場を上昇させる材料だったのかという疑問は感じるよな。
香港やブレグジット問題は、そもそも相場を暴落させていたものでもないし、米中の協議についてもやはり何も解決していない状態であることには何ら変わりがない。

たかし
いつものことですが、仕掛けのきっかけとしては何の材料でもいいって感じなんでしょうねー。

先輩
うむ、今回は売り方をかなり巻き込んだ上昇、つまりショートカバーが多く入った上昇だっただろうね。
レンジの上限や21000円の壁があることから、このあたりの厚い売りを一気に狙われた形になったかな。

たかし
先週の話で少し話題にあがりましたが、ここのところのレンジ相場で個人はけっこう勝ってたみたいですからね。
やっぱりそう何度も簡単にはいかないってことですね。

先輩
今回は中国系のHSBC証券も、普段あまり売買しない日経先物をロングしていたようだ。
そういうのを見ても、各社が売り方を狩りにきたような印象が強いね。

たかし
まあでも、香港の逃亡犯条例の撤回は良いニュースでしたね。

先輩
本当にすごいことだよな。
ただ、依然としてデモ隊と警察官の衝突は続いているようだ。
今回の条例撤回は、あくまでも要求の1つがなんとか通ったにすぎない、ってことだな。

改正案撤回も催涙弾止まず 香港デモ最前線 白煙と炎の「香港版天安門」
たかし
まだまだ今後どうなるのかわからないですね。

先輩
さて、米中協議の再開期待で大きく相場は上昇したわけだが、今週は他にもいろいろニュースがあった。
アメリカの重要な各指標発表と、週末のパウエル議長の発言は個人的に注目していたが、結果としては大きく相場を動かすものではなかったようだ。

たかし
今週はアメリカのISM製造業指数、ISM非製造業指数、そして雇用統計の発表もありましたね。

先輩
ISM製造業指数はかなり悪く、ISM非製造業指数は逆に良い数値であった。
そして雇用統計はあまり良くなかったので、その後のパウエル議長の発言に注目が集まったが、今回も無難な発言で終始したようだ。

米国株まちまち、強弱混合の雇用統計受け 9月利下げ観測高まる
たかし
やや利下げの期待が強まるような結果となりましたかね。

先輩
FOMCは9月17日~18日だからな、来週はさらに利下げ観測に敏感に反応するかもしれないな。

たかし
それから、日本市場はSQ週ですね。
相場が大きく動く可能性もあるので注意しましょう。

先輩
今回はメジャーSQだからね、忘れないように。

レンジブレイクの日経平均 上値余地は?

先輩
1カ月ほど続いていきた20100円~20800円あたりのレンジが上に大きくブレイクされたわけだが、まずはテクニカルの基本に立ち返ってしっかり見ていくべきだろう。
レンジ帯をブレイクした時はそのレンジの値幅分動く、というのがセオリーだ。


たかし
となると、21500円ぐらいまで上昇すると?

先輩
あくまでもその可能性はある、という風に考えておきたい。
実際はトレンドの方向によってそれ以上の値幅になったり、それ以下の値幅だったりする。

たかし
21500円まで上昇するとかなり雰囲気が良くなりそうですが、それでもまだまだ暴落していく可能性はあるのでしょうか?


先輩
こちらは日経平均の週足チャートだが、21500円まで上昇すると、ちょうどきれいにラインが引けそうだな―と見ている。
つまり21500円あたりまでの上昇では、まだまださらに下がるリスクは十分あるチャートだと思う。
逆に21800円あたりまで上昇するなら、かなり暴落のリスクは低くなるのではないだろうか。

たかし
なるほど、高値を切り下げるのかどうか、注目していきましょう。

NYダウは再び最高値にトライできるか?

先輩
NYダウの方は上昇トレンドが続いているので、いずれ最高値をトライしにくるとこれまでも話してきたが、気づけばもうそういった水準まで上がってきたな。

たかし
8月の初めから大きく調整しましたが、その調整前の水準までもう少しといったところですね。

先輩
うむ、ただここらがもっとも重たい価格帯であるとも言える。
8月1日~2日の下落によって捕まっている買い方はそれなりに多く、彼らの戻り売りも多く出てくるのがこの水準だ。
視覚化するとこんな感じだろうな。


たかし
なるほど、下落の起点になった場所は重たいですからね。

先輩
このゾーンに対してどのような動きを見せてくるか、来週はしっかり見ていきたいね。

今週の相場分析まとめ

先輩
今週は大きな上昇があり、短期的には目線がぶれやすい動きとなった。
相場が想定外に大きく動いた時は、週足チャートなど、時間軸を1つ広くして見ることを忘れずにしていきたい。

たかし
今週もお疲れ様でした。

-チャート分析

Copyright© 先輩トレーダーから学ぶ株の勝ち方 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.