株初心者向け

相場の底打ちを見る信用評価損益率とは

投稿日:

先輩
驚いたな、マザーズの信用評価損益率が10月26日の引けの時点で-27.91%にもなっている。
全体市場としては10月25日時点で-16.649%となっているので、いかにマザーズ市場での損失が偏っているかがよくわかるな。

たかし
それって、つまり平均してみんな-27.91%の損が出ているということですよね?

先輩
そう、今現在のトレーダーが抱えている含み損の平均だ。
いや、まさかこんな事態になっているとは思いもしなかったな…

たかし
たしかに、10月の25.26日の2日間でとどめの陰線が出ましたからね…あれは厳しい値動きだと思います。

信用評価損益率とは

先輩
この-27.91%って数値ははっきり言って異常だな。オレもここまでの数値は記憶に無かったもんだから少し調べてみたが、-25%ぐらいまでいったのは直近でいくつかあるが、-27.91%ってのはかなりの記録的な数値なんじゃないかな。

たかし
そもそも信用評価損益率とはどういったものなんでしょうか?

信用評価損益率とは、信用取引を行っている投資家がどれくらい含み損益を抱えているかをパーセンテージで表した指標です。

一般的に、個人投資家は評価益が出るとすぐに利益確定を行う傾向が強いため、通常、信用残高は含み損を抱えている状況になります。そのため、信用評価損益率はマイナスの値を示すことが多く、概ね0%〜-20%で推移します。
信用買い方の評価損益率が-20%を下回ると「追証」が発生する水準となり、-20%前後で底入れの目安、反対に0%に近づくと天井圏に達したと見なされます。

ほかの証券会社や新聞記事は、前週金曜日の二市場(東証・名証)の信用評価損益率を翌週に公表していますが、松井証券ではこれに加えて、松井証券店内の信用評価損益率を毎日公表(※)しています。

※ 翌営業日の更新です。松井証券に口座をお持ちの方は、当日更新分を閲覧できます。

先輩
そのまま松井証券から引用させてもらったが、信用評価損益率を調べるには松井証券で確認するのがおすすめだ。
毎日更新しているし、口座を持っていなくても公表してくれている。
まあ実際は1日遅れの配信なんだが、会員になればその日リアルタイムの全体の信用評価損益率と、マザーズ市場のみの信用評価損益率もチェックできるぞ。




たかし
なるほど、宣伝はわかりましたけど、信用評価損益率は通常は-20%あたりで底入れになりやすいのですか?

信用評価損益率の過去の推移

先輩
これはトレーダーズウェブというサイトから引用したものだが、赤い四角で囲った部分が信用評価損益率を表している。

たかし
2016年の下降トレンドの時期ですね。
1週ごとではありますが、多くが-20%に満たずに推移しているのがわかりますね。

先輩
あくまでも傾向の話だが、-10%以上の含み損になるとトレーダー達は損切りをし始める。
そして-15%を超えると今度は思考停止になって塩漬けするトレーダーが増えるという。
そして-20%を超えると追証も発生してくることから総悲観の相場となり、耐えきれなくなったトレーダー達がみんな投げ売る
だがそこが需給の転換点となり、そこから上昇に転ずる。いわゆるセリングクライマックスと言われている。

たかし
この赤い円で囲った-25.76%の部分がまさにセリングクライマックスなんですね。

先輩
日経平均が14000円台まで下がった時だな。
年末21000円ほどあった株価が2月には15000円割れだからな。
約30%も短期間で下落した。あれはひどい値動きだったな。

たかし
今の日経平均の下落は、高値から15%ぐらいの下落ですから、その時に比べれば全然なんですね…

先輩
日経平均はそうだが、やはりマザーズはもっと下げ幅が大きいからな、-27.91%がいかに異常な数値かよくわかっただろう?

たかし
大暴落時のセリングクライマックスの時より悪い数値ですもんね。もしかして退場者もかなり出ているんじゃ…

マザーズ指数の信用評価損益率推移

先輩
その可能性はかなり高いだろうな。
個人は信用口座を使ってオーバーロットで買っていく傾向が強いからな。
マザーズ市場は個人投資家が多いため、すでに追証が発生している人が多数いると思われる。
また、上げトレンドが長く続いたせいで、下げトレンドでの戦い方がうまくないプレイヤーも多いという要因もあるだろう。

たかし
過去のマザーズ市場での信用評価損益率の推移はどういう感じなんですか?

先輩
松井証券でのマザーズ市場での信用評価損益率データは会員専用なので、貼り付けたりはできない。
見たければ口座を作ってみるといい。
だが直近では7月5日に-25.53%という信用評価損益率が記録されている。
たかし
水色の円で囲った部分ですね。
たしかにこの時も短期的に大きく下がりましたね。

先輩
直近の山から15%ほど下落している計算になるな。
で、今回は直近の山から20%ほど下落している。
信用評価損益率が-27.91%にもなるのもうなずける動きではあるな。

たかし
となると、この辺りがセリングクライマックスになる可能性は高いんじゃないでしょうか?

先輩
可能性は高いだろうけど、でもあまり期待はしない方がいい。
7月5日だって一旦は底入れになったが、大してリバウンドはしていない。
それどころか、リバウンドが終わったあと、また安値を更新していく下げが続いたんだからな。

たかし
そうですね。買いはあせらず慎重に行わないといけませんね。

相場の底打ちを見る信用評価損益率まとめ

先輩
信用評価損益率がマイナス20%を超えてくれば底打ちは近い。
これはあくまでも統計的な話であるだけなので、そこは忘れないようにしてほしい。
日経平均PERなどと同じことだが、世界的な恐慌が起きればそんなものは到底参考にならない。
まあもちろん今がそうだとは思ってはいないが、あまり妄信はしないように。

たかし
でも、本当にそろそろ底打ちしてほしいもんですね。

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