テクニカル分析

トレンドラインの角度と引き方の考え方

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先輩
トレンドラインは現在のトレンドの方向性や、強さをはかるためのものである。
水平ラインの講義では人によって引き方が変わるために、あまり参考になるものではないと説明してきた。

たかし
トレンドラインだけが強く意識されている時や、利確の判断の時などは参考になるという話でしたね。

先輩
今日はそういった機能するトレンドラインと、様々な角度のトレンドラインについての考え方をまとめていきたいと思う。

トレンドラインとは~復習

先輩
まずは軽く復習から始めようか。

先輩
上昇トレンドの時は、安値同士を結んだ線がトレンドラインになる。

たかし
下降トレンドの時は、高値同士を結んだ線がトレンドラインですね。

先輩
このトレンドラインが、引く人によって若干変わってしまうのが難点ということになるわけだ。

たかし
ヒゲの先端を含めるかどうかだけでも、かなり変わってしまうんでしたね。

先輩
なので、トレンドラインはそういうものだとまず認識した上で使う事。

たかし
ピンポイントで考えるものではないということですね。

先輩
トレンドラインは継続する時間が長ければ長いほど、強いラインとして機能する。
また、トレンドラインに反発した回数が多ければ多いほど、強いラインとして機能する。

たかし
多くのトレーダーに意識された結果ということになりますからね。
先輩
多くのトレーダーに意識された強いライン、ということは、言い変えれば機能しなくなった時に大きく価格が動く可能性が高まる、ということになる。
上のチャートは売り崩しが入った極端な例ではあるが、常にトレンドラインの反発を確認しつつ、トレンドラインの崩壊を警戒しなければならないという良い例だ。

たかし
こういう動きでも、トレンドラインを意識できていれば、ザラ場中になんとか手じまいの判断ができるでしょうね。

トレンドラインの角度に対する考え方

先輩
トレンドラインの復習はこれぐらいにして、次はトレンドラインの角度について考えてみよう。
上昇トレンドと一言で言っても、そのトレンドラインの角度は実に様々だ。
今回はトレンドラインの角度を3つの種類に分けて考えていこうと思う。

たかし
Aは急騰株のような強いトレンドライン
Bは45度ぐらいの中ぐらいの強さのトレンドライン
Cはトレンドど呼べるか疑わしいような弱い上昇トレンドラインってとこですか。

先輩
Aは先ほどのテリロジーのようなトレンドラインだ。
これだけ強い値動きだと、このトレンドラインを長期間保つのは難しいだろうと多くの人が考える。
結果、一度トレンドラインを価格が割ってくると、大きく動く傾向がある。

たかし
短期急騰株の講義でも習いましたが、やはりハイリスクハイリターンな動きになりそうですね。

先輩
Bは45度ぐらいの角度で、一般的にはこのぐらいの角度が理想的なトレンドラインの角度と言われている。
実際にこの角度のトレンドラインは押し目買いがしやすく、またトレンドも長く続きやすい傾向がある。

たかし
チャートの形もきれいなものになりますよね。

先輩
Cは多くの人がトレンドに対して懐疑的であり、このまま大して上がることもなく終わってしまう場合もあるし、逆にここからBの角度に修正されるような上昇を見せることもある。

たかし
なるほど、そういう場合はまたトレンドラインを引き直す、ということになるんですか?

トレンドラインの引き直しとファン理論

先輩
その通りだ。トレンドの角度が途中で変わってくれば、当然そこからまた新たにトレンドラインを引き直す必要がでてくることになる。
先輩
AからBへトレンドラインを引き直したり
先輩
CからBへトレンドラインを引き直したりする。

たかし
なるほど、トレンドの強さの変化は常に注意しておきたいですね。

先輩
そうだな。
そして、このトレンドの強さが変化する時に気を付けたいのが、前回引いたトレンドラインがその後も機能するということだ。
水平ラインの講義で話したレジスタンスラインとサポートラインの転換と、まあ似たようなもんだ。

たかし
つまり最初はサポートラインだったトレンドラインが、次はレジスタンスラインになるということですか。
先輩
そういうことだな。
上の図のように、トレンドラインがAからBへ、BからCへと変わっていくなかで、AやBはサポートラインからレジスタンスラインへと役割が変わることがある。
これをファン理論という。

たかし
ファンって扇風機とかのファンですかね?

先輩
そう、ファンは扇って意味だな。
こうやってトレンドラインは扇状に何本も引けることになるってわけだな。

たかし
あーやっぱりトレンドラインはややこしいですね。

先輩
ま、だからトレンドラインはあくまでも参考程度なんだよ。
こういうのをいちいちバカマジメに考えていたらきりがないからな。
まずは水平ラインをしっかり見れるようになること、それすらできていないのであれば、ファン理論なんて覚えてる場合じゃないぞ。

たかし
そうですね、知識としては覚えておくようにしますけど、あまり深く考えないようにします。

トレンドラインとチャネルライン

先輩
トレンドラインついでにチャネルラインの引き方についても教えておこう。

たかし
チャネルラインってフラッグみたいなやつでしたっけ?
先輩
そうそう。
青いラインがチャネルラインだ。
トレンドラインを引いたら、それと平行のラインを高値から引けばいい。
このトレンドラインが機能している間は、大体この範囲で価格が動くんだろうなーと思っておけばいい。

たかし
あれ…?フラッグとはどう違うんでしたっけ?
先輩
チャートパターンの講義を復習してほしいんだが、フラッグは直前の急な勢いに対する調整の動きだ。
またトレンド方向に対して逆の方向に動くのがチャネルの動きとの違いだな。

たかし
あ、そうでしたね。
チャネルラインの動きもあまり深く考えず、参考程度って感じでしょうか。
先輩
そうだな、上のチャートはマザーズ指数の週足チャートになるが、多少はトレンドラインを超えて引けていても、大きな動きとしてはこの範囲にとどまっていることがわかるだろう。

たかし
そうですね、てかこう見るとマザーズ指数まだまだ下がりそうにしか見えないのですが…

先輩
大体で引いたトレンドラインだから、まあ気にするな!
これも他の人が引けばまた違う角度になり、見え方も変わってくるだろうさ。

たかし
んー、早くトレンドラインを上に超えてほしいものです…
先輩
マザーズ銘柄の分析の講義でも出したチャートだが、こういう風にきれいにトレンドラインとチャネルラインに挟まれた動きを続けるものも珍しい。

たかし
チャネルラインというのはどのタイミングで引けばいいんですか?

チャネルラインの引き方、タイミング

先輩
サポートのトレンドラインは谷が2つ出来上がった時に、谷同士をつなげば引けるものだったな。
それに対し、実はチャネルラインは山が2つ出来上がった時に引くものではないんだ。
つまり、山が2つ出来上がる前に引いてしまう、これがポイントだ。

たかし
そうか、サポートラインと同時に引いてしまうわけですね。
先輩
Bで初めてチャネルラインを引くのではなく、Aでトレンドラインを引いたら、チャネルラインも平行移動させて引いてしまう
そうするとBの位置で止まることが予測できるようになるだろ?

たかし
これなら利確、空売りエントリーも迷わず狙うことが
できそうですね。

トレンドラインの角度と引き方の考え方

先輩
トレンドラインは多くの場合は参考程度のものだが、機能する時は最大限に活用したい指標になる。
どのような時がよく機能するのか、ぜひいろいろなチャートを見て検証をしてもらいたいと思う。

たかし
機能するかどうかはわかりませんが、とりあえずきれいにトレンドラインを引けそうであれば引いてみる、この姿勢を大事にしたいと思います。

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